出る本、関川夏央「人間晩年図巻 2008-11年3月11日」(12/27)出ます。2000年代シリーズの最終巻です。これ1巻目をもうすぐ読み終えますがおもしろい!知ってる人も知らない人もその人の人生が見事に俯瞰されています。アマゾンの紹介文を!
「ままへ いきてるといいね おげんきですか」。東日本大震災を生き延びた少女は、母親への手紙にそう記した――。未曽有の災害がもたらした別れの哀切と生の尊さが滲む「昆愛海ちゃんのママ」を掉尾に、〝晩年四十五年〟を生きたサリンジャー、〝デイ・ドリーム・ビリーバー〟忌野清志郎、〝旅先の人〟佐野洋子ら二十八人を収録。
ううむ、最後は3.11なんですね。これもまた読み応えありそう!
出た本、11月に出てたの気づいてませんでした。一穂ミチ「パラソルでパラシュート」、出てました。一穂さんは「スモールワールド」で直木賞候補にもなった新鋭。「スモールワールド」は短編集でしたがこれは長編。まずはアマゾンの紹介文を。
第165回直木賞ノミネートで話題をさらった『スモールワールズ』著者、感動の長編小説!「できること、やりたいこと」何もない――。大阪の一流企業の受付で契約社員として働く柳生美雨は、29歳になると同時に「退職まであと1年」のタイムリミットを迎えた。その記念すべき誕生日、雨の夜に出会ったのは売れないお笑い芸人の矢沢亨。掴みどころのない亨、その相方の弓彦、そして仲間の芸人たちとの交流を通して、退屈だった美雨の人生は、雨上がりの世界のように輝きはじめる。美雨と亨と弓彦の3人は、変てこな恋と友情を育てながら季節は巡り、やがてひとつの嵐が訪れ……。
ううむ、これもやっぱりおもしろそうだな。って、まだ「スモールワールド」も読んでないのだけど。どちらも読みたいぞ。
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2021.12.27 オミクロン、イギリスやフランスなど海外はすごいですね。日本も市中感染が。読書は関川夏央「人間晩年図巻」が終わりそう。