【芥川賞 】
砂川文次「ブラックボックス」
【直木賞 】
今村翔吾「塞王の楯」
今村翔吾「塞王の楯」
米澤穂信「黒牢城」
さてさて決まりました。2021年下半期の芥川賞と直木賞。芥川賞は砂川文次さん「ブラックボックス」でした。パチパチパチ!これは意外、という声も。乗代さんの「皆のあらばしり」が有力なのかな、と個人的には思っていました。砂川さんの作品、よく知らないのでアマゾンの紹介文を!
ずっと遠くに行きたかった。
今も行きたいと思っている。
自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。
自衛隊を辞め、いまは自転車便メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。
昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。
気鋭の実力派作家、新境地の傑作。
直木賞は今村翔吾さんの戦国小説「塞王の楯」とミステリランキングを完全制覇、山田風太郎賞も受賞した米澤穂信さんの「黒牢城」のダブル受賞でした。パチパチパチ!逢坂冬馬さん「同志少女よ、敵を撃て」が人気だったのでありかな、と思っていたのですが残念でした。とりあえず速報的に。選評など出たら追加でリンクします!
【他の芥川賞候補】
◯石田夏穂「我が友、スミス」
◯九段理江「Schoolgirl」
◯島口大樹「オン・ザ・プラネット」
◯乗代雄介「皆のあらばしり」
◯奥泉光委員による講評はこちら!(毎日新聞)
◯芥川賞の詳細は日本文学振興会のHPから
【他の直木賞候補】