出た本、昨日発売です。すでにこのブログでもお知らせした川上未映子さんの「春のこわいもの」出ました。欧米で翻訳本が出た「夏物語」以来2年半ぶりの新刊。6つの物語が収録された短編集です。アマゾンの紹介文を!
こんなにも世界が変ってしまう前に、わたしたちが必死で夢みていたものは――
感染症が爆発的流行を起こす直前、 東京で6人の男女が体験する、甘美きわまる地獄めぐり。ギャラ飲み志願の女性、深夜の学校へ忍び込む高校生、 寝たきりのベッドで人生を振り返る老女、 親友をひそかに裏切りつづけた作家…… かれらの前で世界は冷たく変貌しはじめる。
これがただの悪夢ならば、目をさませば済むことなのに……
世界中が切望していた2年半ぶりの最新作、ついに刊行!
インタビューなどによると、コロナ禍の不穏な日常をその直前を描くことで表現した、とあります。これは期待!読みたいぞ。
文庫化が2つ。宮部みゆき「きたきた捕物帖」(3/3)、PHP文芸文庫から出ます。宮部みゆきさん、捕物関係の物語はいろいろ出ているのですがタイトルを「捕物帖」としたのはこれが初めて。既読ですが、全体のプロローグ的な感じがするこの第1巻から気合いが入っています。おもしろい!ぜひ!僕の書評も読んでみてください。
出た文庫、凪良ゆう「流浪の月」、創元文芸文庫で文庫になりました。2020年の本屋大賞受賞作です。これは既読で設定などなかなかおもしろいのですが、リアリティという意味ではちょっと不満が。まずは僕の書評を。
ううむ、どうなんでしょうね?で、この小説、映画化が決まっています。監督が「フラガール」「悪人」などの李相日、主演の2人は広瀬すずと松坂桃李。横浜流星、多部未華子他の出演。なかなかのキャストで期待できそうです。5月13日公開!
◯これまでの「出る本、出た本」はこちらから!
2022.3.1 ロシアのウクライナ侵攻、さて、どうなる?まったくとんでもないです。読書は金原ひとみ「ミーツ・ザ・ワールド」。