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さて、出る本。宇佐見りん待望の新作、芥川賞受賞第1作「くるまの娘」(5/12)、出ます。「かか」も「推し、燃ゆ」もすごくおもしろかった。この小説が載っている「文藝」春号も持ってるのですが小説は単行本になってからしか読まないので本になるのをジリジリしながら待ってました。アマゾンの内容紹介を!
17歳のかんこたち一家は、久しぶりの車中泊の旅をする。思い出の景色が、家族のままならなさの根源にあるものを引きずりだす。50万部突破の『推し、燃ゆ』に続く奇跡とも呼ぶべき傑作。
短いので河出のHPも見てみたけど同じ紹介文。河出書房よ、もう少しリキ入れて紹介しようぜ!!!とにかく、期待!読む!!!
で、紹介が遅れてしまったのですが、その宇佐見りんさんの文藝賞・三島由紀夫賞受賞作「かか」は4月末に河出文庫で文庫化されました。
いやいやこれはすごいですよ。語り口も独特でおもしろいし、物語が圧巻!離婚の後に心を病み狂気の中にいる母とその娘の物語。文庫書き下ろしで短編「三十一日」が入る。僕の書評をぜひ!
◯「推し、燃ゆ」の書評も読んでみてください。
もう1冊、村田沙耶香「生命式」(5/9)文庫化です。あ、これも河出!12の物語が収録された短編集ですが、最初に登場する表題作から度肝を抜かれちゃう。クレイジー沙耶香全開のすごいやつ。他の物語も心をズキューンと撃ち抜きます。ぜひ!
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