窪美澄さんの短編集「夜に星を放つ」(5/24)出ます。タイトルいいなぁ。表紙もなんだか好き。窪さんの小説、デビュー作からずっと読んでるのですが、この頃ちょっと積ん読になってる。すみません、すみません!アマゾンの紹介文を!!
かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。
コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、人が人と別れることの哀しみを描く「真夜中のアボカド」。学校でいじめを受けている女子中学生と亡くなった母親の幽霊との奇妙な同居生活を描く「真珠星スピカ」、父の再婚相手との微妙な溝を埋められない小学生の寄る辺なさを描く「星の随に」など、人の心の揺らぎが輝きを放つ五編。
これもまた窪美澄ワールド。窪さん、短編もうまいからなぁ。期待!!
宮部みゆき、久々の1冊は「子宝船 きたきた捕物帖2」(5/26)です。これは2020年にシリーズの1冊目が出た「きたきた捕物帖」、待望の2冊目。いやぁ、待ってました。宮部さんの時代物は何冊もありますが「捕物帖」と付いているのはこれだけ。1冊目、おもしろかったし、さらに期待が高まります。すでに文庫になった1冊目の書評はこちら!
もう1冊、文庫化です。32回(2019年)の山本周五郎賞にもノミネートされていた木皿泉の連作短編集「カゲロボ」(5/30)、新潮文庫で文庫になります。ご存知のように木皿さんは脚本家として活躍されていますが小説もいいんです。カゲロボは人間そっくりの形をした監視ロボット。これは既読で感想も書いているので読んでみてください!
2022.5.23 元気なのか元気じゃないのか、自分でもよく分からない今日この頃。読書はルシア・ベルリン「すべての月、すべての年」。