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【文学賞】第13回山田風太郎賞は小川哲さん「地図と拳」に決定!パチパチパチ!満州を舞台にした歴史×空想小説です

◯小川哲「 地図と拳 」

 

 さて、山田風太郎賞、先ほど決定しました。小川哲さんの「地図と拳」です。パチパチパチ!未読なのでどんな話なのか、アマゾンの紹介文を!

 

「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」
日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野……。奉天の東にある〈李家鎮〉へと呼び寄せられた男たち。「燃える土」をめぐり、殺戮の半世紀を生きる。

ひとつの都市が現われ、そして消えた。
日露戦争前夜から第2次大戦までの半世紀、満洲の名もない都市で繰り広げられる知略と殺戮。日本SF界の新星が放つ、歴史×空想小説。

【著者紹介】
小川哲(おがわ・さとし)
1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年に『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を受賞しデビュー。『ゲームの王国』(2017年)が第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。『嘘と正典』(2019年)で第162回直木三十五賞候補となる。

 

 満州を舞台にした歴史×空想小説かぁ。「ひとつの都市が現われ、そして消えた」という紹介文、さらにタイトルが気になるなぁ。小川哲さん、「ゲームの王国」は聞いたことがありました。山本周五郎賞も取っているし、かなりの書き手ですね。今後も期待!他のノミネート作は以下の通りです。

 

◯浅倉秋成「俺ではない炎上」

 

◯砂原浩太朗「黛家の兄弟 」

 

◯蝉谷めぐ実「おんなの女房」

 

◯早見和真「 八月の母」