また、本の話をしてる

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!原田マハ「風神雷神 上下」文庫に!北村薫「中野のお父さんの快刀乱麻」出ました。「Casa BRUTUS」ジブリの建築・デザイン特集も気になる!(2022.11/4週)

 
 出る本、文庫化です。原田マハ「風神雷神」(11/25)、PHP文庫から出ます。原田さんのアートものは結構読んでいるのだけど、これは上下2巻と長いのでちょっと躊躇してそのままになっちゃってた。おもしろそうなんだよなぁ、これ。アマゾンの紹介文を。

 

「縦横無尽な想像力に操られたマハさんの筆致にすっかり魂を持っていかれた。カラヴァッジョと宗達を繋げてしまう発想には脱帽です」
ヤマザキマリさん(漫画家・文筆家・画家)推薦!

芸術(アート)という名のタイムカプセルが、いま開かれる――。
京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、レイモンド・ウォンと名乗るマカオ博物館の学芸員が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧少年使節の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてそこに記された「俵…屋…宗…達」の四文字だった――。
天才絵師・宗達の名画〈風神雷神図屛風〉を軸に描く冒険譚。
 
俵屋宗達に天正遣欧少年使節、うむ、買おう!!

 

 
 出た本、北村薫「中野のお父さんの快刀乱麻」出ました。父娘の探偵コンビシリーズ3冊目。北村さんの本はいろいろなウンチクが楽しめる知的な物語が多くて好き!これもなかなかです。こちらもアマゾンの紹介文を!
 
父と娘の“名探偵コンビ” 好評シリーズ最新刊!

出版界で起きる「日常の謎」に挑むのは、体育会系文芸編集者の田川美希と、抜群の知的推理力を誇る高校教師の父親――。

実家の掘り炬燵で繰り広げられる父娘の会話から、大岡昇平、古今亭志ん生、小津安二郎、菊池寛ら各界のレジェンドをめぐる「謎」を解き明かす……人気シリーズ第3弾。

【本書で描かれる6つの謎!】

■「大岡昇平の真相告白」
『武蔵野夫人』という題名に「夫人」と付けたのは誰か。編集者か、それとも……。
■「古今亭志ん生の天衣無縫」
“自由人”は表向きの姿? 「蚊帳売りの詐欺師」のエピソードから志ん生の意外な一面が明らかに。
■「小津安二郎の義理人情」
小津映画の原作者としても知られる作家・里見弴。しかし、原作と映画があまりに違うことに気付く。
■「瀬戸川猛資の空中庭園」
評論で鋭い著作を残した瀬戸川。彼が学生時代に書いた映画の評論と映像を比べて明らかになった事実。
■「菊池寛の将棋小説」
異色の作品で出会った江戸時代の棋譜の謎。先崎学九段と室谷由紀女流三段が読み解いていくと……。
■「古今亭志ん朝の一期一会」
落語「三軒長屋」のCDを探す未亡人が本当に聞きたかった音とは。音源を探って見えてきたのは……。
 

 出た雑誌「Casa BRUTUS 2022年12月号」「スタジオジブリの建築・デザイン」。ジブリパークのオープンに合わせた特集です。この表紙のような写真が撮れるんだよね、ジブリパーク。行けるかな?行くかな?どうするかな?パーク以外の話もあるようなのでこれは楽しみです。

◯これまでの「出る本、出た本」はこちらから!

 

 

 

 

2022.11.21  白内障の手術、どちらも無事に終わりました。裸眼で視力1.0に。スゴい!読書は早見和真「八月の母」

 
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