2022年下半期の芥川賞、直木賞候補作が発表になりました。どちらも5作品。気になる小説がズラリ揃いました。とりあえず、全候補作を!
【芥川賞候補】*書影からアマゾンにとべます。
◯安堂ホセ「ジャクソンひとり」(文藝冬季号)
◯ 井戸川 射子「この世の喜びよ」(群像7月号)
◯グレゴリー・ケズナジャット「開墾地」(群像11月号)
◯ 佐藤 厚志「荒地の家族」(新潮12月号)1/19日発売予定
◯ 鈴木 涼美「グレイスレス」(文學界11月号)1/16日発売予定
芥川賞、安堂ホセさん「ジャクソンひとり」は文藝賞受賞作でこれはツイッターで話題になってたのを見たことがあります。気になる!井戸川射子さん「この世の喜びよ」は「ここはとても速い川」で野間文芸新人賞を受賞した井戸川さんの第二小説集。グレゴリー・ケズナジャットさんの「開墾地」、アメリカ出身のケズナジャットさんは「鴨川ランナー」で京都文学賞を受賞しています。佐藤厚志さん「荒地の家族」、佐藤さんは仙台在住の書店員作家だそうです。鈴木涼美さん「グレイスレス」、鈴木さんだけは2回目の候補、前回「ギフテット」でノミネートされています。
ううむ、どれが受賞するかまったくわかりませんが「ジャクソンひとり」がちょっと気になるなぁ。
【直木賞候補】*書影からアマゾンにとべます。
◯一穂 ミチ「光のとこにいてね」
◯小川 哲「地図と拳」
◯雫井 脩介「クロコダイル・ティアーズ」
◯千早 茜「しろがねの葉」
◯凪良 ゆう「汝、星のごとく」
直木賞は一穂ミチさんと小川哲さんは2回目の候補、千早茜さんは3回目の候補です。一穂ミチさんの「光のとこにいてね」、これはかなり話題になってますね。気になる一冊。小川哲さん「地図と拳」は山田風太郎賞受賞作。満州を舞台にした歴史×空想小説、これも気になっています。雫井 脩介「クロコダイル・ティアーズ」は夫殺しをテーマにしたサスペンス。なんだかすごそう!千早茜さん「しろがねの葉」は戦国末期を舞台にした歴史小説。うむ?千早さんってこんな小説書いてました?凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」、「流浪の月」の凪良さんの新作。これも評判いいですねぇ。
こちらもどれが選ばれるかよく分かりませんが、一穂さんは応援してるのでこれを一推しに!
選考会は1月19日!さて、どの作品が選ばれるのか。楽しみに待ちましょう。
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