言葉遊び的な絵本、というジャンルがありますが、これはいわゆる「濁点(だくてん)」を使った言葉遊び絵本。てんてんきょうだい、というタイトルが楽しい。
最初の見開き、左には表紙にも出ている「てんてんきょうだい」の勇姿?、このキャラけっこうよくない?そして、右側に文章「おどうど〜」「にいぢゃ〜ん」「ぎょうもづげるがでんでん」って感じでセリフに早くもてんてんが付いてるのがおかしい。なんだか東北弁みたいではあるけれど。
で、てんてん好きなてんてんきょうだいが てんてん付けていきます。てんてん得意なにいぢゃんがまずはお手本を!「まずはごれだ!」「か」、蚊ですね。大きな蚊の絵が。ページをめくると「が」になった。蛾になった。「あ〜ぎもぢいい!」「でんでんぎもぢいい!」。こ〜んな感じでにいぢゃんのお手本が続いて、その後に初心者のおどうど、登場!!!「ぼぐもにいぢゃんみだいにでんでんづげだい!」、し、しかし…。
おどうど大失敗!!!!!で、またまたにいぢゃんが見事なてんてんワークを披露、おぉぉぉぉ。まいったか!おどうど〜!と思ったらラストにおどうどの大リベンジが。
いやいやいや、いやいやいやいや!ううむ、これ楽しいぞ。自分でもいろいろと考えられそう!やまだげいださん、ナイズアイデア!だぐぢまゆさんのイラズドがいい味出してる。
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