出る本。村上春樹/安西水丸「午後の最後の芝生」(9/25)出ます。この小説自体は1997年に出た短編集「中国行きのスロウ・ボート」に収録されていて、その中でもかなり人気の高い短編です。で、これは?スイッチ・パブリッシングのHPから紹介文を。
村上春樹と安西水丸、名コンビによる貴重なコラボレーションが
時を経て1冊の単行本としてよみがえる
村上春樹が作家デビュー3年後に発表し、いまなお多くの読者から愛され続けている短篇「午後の最後の芝生」。主人公の“僕”が、大学時代の芝刈りのアルバイトとその最後の仕事について回想するこの物語には、その挿絵として描かれたものの、一度雑誌に発表されたきりとなっていた、盟友・安西水丸によるイラストレーションが存在する――。
安西の没後10年を機に、遺されていた原画をもとにして、その挿絵と物語を一冊に。『象工場のハッピーエンド』や『村上朝日堂』シリーズなどの共著を始め、数々の仕事を共にしてきた名コンビ、作家・村上春樹とイラストレーター・安西水丸。ふたりの貴重なコラボレーションが、新たな装いでよみがえる。
エッセイでの2人のコラボ、大好きでした。そうか、安西さん亡くなってもう10年になるのか。これは欲しい!!!!
さして、ルシア・ベルリンの短編集「楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集」(9/26)も今週出ます。彼女の短編の凄さは下の「訳者あとがき」を読めば十分でしょう。訳者は岸本佐知子さんです。
刻印力、ううむ。最初の短編集「掃除婦のための手引き書」の僕の書評もぜひ!