HALの祭典、ふたたび。
シリーズ累計11万部
2025年本屋大賞にノミネートされた恩田陸の新たな代表作、
傑作バレエ小説『spring』への熱いアンコールに応えた待望のスピンオフ!
けれど今、こうして僕らは一緒に踊っている。戦っている。
互いを理解するために、対話するために。
二人の神に近づくために。
本編『spring』では描ききれなかった秘められし舞台裏に加えて、深津、ヴァネッサ、ハッサン、フランツ、そして萬春自身はもちろん、永遠の師匠ジャン・ジャメやエリック・リシャールの教師コンビ、ロシア留学を果たした滝澤美潮など様々なキャラクターたちの気になる過去と未来を描く全12章の小説集。中編「石の花」ほかたっぷりの書き下ろし&『spring』刊行時に期間限定で公開された幻の一編「反省と改善」をはじめ、これまでに明かされた『spring』のストーリーを余すところなく完全収録。
ページをめくるとダンサーが踊りだす「パラパラ漫画」付き(電子版には収録なし)。
最初に書いてある「HALの祭典」って未読の人は分からないと思うのですが、本編である「spring」の主人公は萬春(よろずはる)というダンサーで振付師としても頂点を極めた若者なのです。いやぁ、こういうのが出るのは嬉しいなぁ。読もう!読もう!読もう!「spring」、僕の書評はこちら。
さて、出た雑誌。「芸術新潮」の最新号、特集は「2026年美術展ベスト25」です。来年のお楽しみは?新潮社のHPの紹介文を。
来年はなに観る? 鑑賞計画はこの1冊で
いつもお盆をすぎたあたりから準備をはじめる「来年の展覧会特集」。
まずは全国の美術館・博物館、約300館と主催やPR会社各社に情報をお寄せいただくところからはじまり、そこから編集部がおすすめしたい、25の展覧会を取材しご紹介しています。この25展、開催時期やジャンルの偏りが生じないように選ぶのですが、それでも、その年の傾向のようなものがぼんやりと浮かび上がってくるのが面白いところ。2026年は、ルーヴル美術館、大英博物館、オルセー美術館と三大美術館の名品が大集結する一方で、気になるのが、スウェーデンやリトアニアといった地理的な要因やジェンダーなどの分類上、少し前だったらマイナーとされたジャンルや作家に光を当てる展示がひそかに充実している点。焼絵(「やきえ」といいます。何それ?って人、きっと多いはず)や、名前はよく聞くけれど、まとまって作品を観る機会がなかったフォンタネージなど、展覧会企画者の情熱や奮闘が感じられる、マニアックでレアな展覧会もあり、「美術鑑賞の幅」がより広がる年となる模様。有名作家のイマーシブアートが流行る昨今ですが、まだまだ知らない、面白い作品に出会えそうです。
今年は付録のカレンダーも復活。絵柄は展覧会の開催時期にあわせて選んでいますので、リマインド機能も。こちらもあわせてお役立てください。
表紙はレオナルド・ダ・ヴィンチの「美しきフェロニエール」。9月に国立新美術館で開催される「ルーブル美術館展 ルネサンス」に出展されます。あとワイエスとかターナーも来るんだよなぁ。とにかくこれでチェック!チェック!
◯表紙がまだ出ませんが「日経おとなのOFF」でも同様の特集が。表紙も同じ絵!