また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

■か行の作家-北村薫

【書評】北村薫「八月の六日間」-アラフォー女子を山が救う!

八月の六日間 posted with ヨメレバ 北村薫 KADOKAWA 2016年06月18日 楽天ブックスで探す Amazonで探す 北村薫の文体は独特だ。時々、知が勝ちすぎる物語もあるので、当然読者を選ぶ。そんな彼が山登りの小説を書いた。へぇ〜どんな感じだろうと思って読んで…

【書評】北村薫「中野のお父さん」-ちょっと軽めの謎解きが楽しい安楽椅子探偵もの

中野のお父さん posted with ヨメレバ 北村 薫 文藝春秋 2015年09月12日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 円紫さんシリーズ、ベッキーさんシリーズなどの推理作家北村薫の新しい名探偵シリーズ。探偵になるのは定年間近の高校の国語の先生、主…

【書評】北村薫「太宰治の辞書」-シリーズのおもしろさを再確認できる17年ぶりの新作

太宰治の辞書 posted with ヨメレバ 北村薫 新潮社 2015年03月31日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す いわゆる《私》シリーズ(円紫さんシリーズともいう)の最新作。実に17年ぶりの新作だ。一作目で大学生だった《私》はすでに結婚し、小さな…

【書評】北村薫「鷺と雪」-この大団円のためにすべてがある

鷺と雪 posted with ヨメレバ 北村 薫 文藝春秋 2011年10月07日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 北村薫が直木賞を取ったこの「鷺と雪」はいわゆる「ベッキーさんシリーズ」の第3作で最終章だ。僕は1、2作目を文庫で読んでいたのだが、その…

【アンソロジー/書評】北村薫・宮部みゆき編「名短篇、ここにあり」-完成度より奇妙な味を優先、うれしいなぁ

名短篇、ここにあり posted with ヨメレバ 北村薫/宮部みゆき 筑摩書房 2008年01月09日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 希代の本読みである北村薫と宮部みゆきが選んだ12のおすすめ短篇、となると読まないわけにはいかない。アンソロジーの楽…