■か行の作家-川上弘美
恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ posted with ヨメレバ 川上 弘美 講談社 2023年08月24日 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 17の章に分かれた長編小説。淡々としたタッチで描かれるストーリーは、読む者の…
三度目の恋 posted with ヨメレバ 川上 弘美 中央公論新社 2020年09月23日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す ううむ、これは今年のベスト候補かもしれない。ただ、この小説、書評を書くのが難しい。あまり言っちゃうと…
某 posted with ヨメレバ 川上弘美 幻冬舎 2019年09月 楽天ブックス Amazon Kindle 人間が書いているのだから最終的には人間のことを書いているのに違いないのだけど、どこかでそう言うことではないのでないかと思ったりする。そこが川上弘美の物語のおもし…
森へ行きましょう posted with ヨメレバ 川上 弘美 日本経済新聞出版社 2017-10-11 Amazon 楽天ブックス これはもう圧倒的なおもしろさ!今年のマイベスト上位に必ず入る傑作だ。1966年に生まれた留津とルツの物語が交互に語られる。2人は両親の名も同じ、…
連作短編ということでいいのだろうか。それぞれの物語はゆるやかに、しかし、緊密につながっている。この星の遠い遠い未来に始まって、さらに遠い遠い未来で終わる物語。人間由来よりも鼠由来やカンガルー由来、イルカ由来の子供たちが数多く工場で作られて…
ふふふ、ちょうど昨日から読み始めたところでこのニュースはとてもうれしい。けっこう好評でしたからね。ボブ・ディラン、ノーベル文学賞も驚きだったけれど、川上弘美が泉鏡花文学賞、というのもかなりな出来事。っていうか、もっと前にとってもよかったの…
水声 posted with ヨメレバ 川上 弘美 文藝春秋 2014年09月30日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 様々な思いが立ち上ってくる不思議な小説だ。主人公である都がママが死んでから10年間無人だった家に弟の陵と戻って来るところから物語は始まる…
神様 2011 posted with ヨメレバ 川上 弘美 講談社 2011年09月21日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 川上弘美の話題作であり、問題作。「神様」と「神様 2011」が収録されている。「神様」は1994年にパスカル短篇文学新人賞を取った彼女のデビ…
天頂より少し下って posted with ヨメレバ 川上弘美 小学館 2011年05月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 川上弘美の小説は地表から5cmぐらい浮かび上がっている。浮かび上がってはいるが、けっして地表とつながってないわけではない。浮かん…
神様 posted with ヨメレバ 川上弘美 中央公論新社 2001年10月25日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す かなり前、たぶんこの本が単行本で出た頃、評論家の小谷野敦が「理性がまひする面白さ」とこの小説のことを誉めていた。ふ~~~~ん、と思…
風花 posted with ヨメレバ 川上弘美 集英社 2008年04月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「真鶴」みたいなどこかとんでもないところに連れていってくれる小説もいいが、川上弘美はリアルな恋愛小説もまたいい。匿名の電話で夫の浮気を知らさ…
古道具中野商店 posted with ヨメレバ 川上弘美 新潮社 2008年03月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 川上弘美の小説にはいくつかスタイルがあるのだが、これは「センセイの鞄」に近いスタイル。個人的には非常に好きな世界だ。舞台は東京の西…
どこから行っても遠い町 posted with ヨメレバ 川上弘美 新潮社 2008年11月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 連作短篇といってもその「連なり」にはいろいろなスタイルがある。川上弘美のこの小説は東京にある小さな商店街が舞台、そこに住ん…
夜の公園 posted with ヨメレバ 川上弘美 中央公論新社 2009年04月25日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 川上弘美の恋愛小説と言えば、ちょっと斜めな感じのシチュエーションが多く、それがなかなか良かったりするのだけど、「夜の公園」はち…
これでよろしくて? posted with ヨメレバ 川上 弘美 中央公論新社 2009-09 Amazon 楽天ブックス 昨秋出た本なのですが、なんだか軽い感じなのでスルーしちゃった人も多いかもしれませんね。でもこの川上弘美の小説、意外や意外の大傑作。いやぁ~驚いた。小…