また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評・感想、出た本出る本など、本関連の最新ニュースを届けます。

■か行の作家-窪美澄

【書評】窪美澄「トリニティ」-1964年、出版社で出会った3人の女性の仕事と人生をリアルに描いた傑作小説!

トリニティ posted with ヨメレバ 窪 美澄 新潮社 2019年03月29日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す これは今年のマイベスト候補。直木賞にもノミネートされているので発表が楽しみ。多分、取れるでしょう!これを落とすようなら選考委員はアホ…

【書評】窪美澄「じっと手を見る」-弱き者へのまっすぐな眼差し!これこそ窪美澄の小説だと強く思う

じっと手を見る posted with ヨメレバ 窪 美澄 幻冬舎 2018-04-05 Amazonで調べる Kindleで調べる 楽天ブックスで調べる 7つの物語からなる連作長編。最初の話から終わりまでの間に6〜7年の歳月が流れる。舞台は富士山が見える樹海のそばの地方都市。なん…

【書評】窪美澄「やめるときも、すこやかなるときも」-変わることのない人間を見つめるその鋭くも優しいまなざし

やめるときも、すこやかなるときも posted with ヨメレバ 窪 美澄 集英社 2017年03月24日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 主人公の男女に対して共感ももちろんあるのだけど強い反感もある。なぜなのか?それは彼らが持つ感情が自分の中にも間…

【書評】窪美澄「すみなれたからだで」-生の実感を思う短編集、その先にある「寂しさ」が強く心に残る

すみなれたからだで posted with ヨメレバ 窪 美澄 河出書房新社 2016年10月20日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 8つの物語からなる短編集だ。様々な雑誌に掲載された物語を集めたもので個人的には既読のものもある。作者には珍しいタイプの…

【書評】窪美澄「アカガミ」-現代の若者に対する危機感と国が家族のカタチを決める怖さ

アカガミ posted with ヨメレバ 窪美澄 河出書房新社 2016年04月12日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 舞台は2030年の日本。「異性の体を直に見たいとは思わない、触れてみようとは思わない」、そんな若者たちばかりになってしまったこの国。…

【書評】窪美澄「さよなら、ニルヴァーナ」-自分の中でうまく消化できなかった「少年A」の物語

さよなら、ニルヴァーナ posted with ヨメレバ 窪 美澄 文藝春秋 2015年05月28日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 窪美澄は大好きなのだけど、この小説にはうまく入っていくことができなかった。1997年に起こった神戸の連続児童殺傷事件がモチ…

【書評】窪美澄「水やりはいつも深夜だけど」-強い共感と明日への勇気を与えてくれる家族の物語

水やりはいつも深夜だけど posted with ヨメレバ 窪美澄 KADOKAWA 2014年11月14日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 同じ幼稚園に子どもを通わせている5つの家族の物語。窪美澄の小説は直接それを描いていなくても、根底にはいつも家や家族が…

【アンソロジー】窪美澄他「きみのための棘を生やすの」-5作の中では彩瀬まるに◯。あとは△と×

きみのために棘を生やすの posted with ヨメレバ 窪美澄/千早茜 河出書房新社 2014年06月12日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 略奪愛をテーマにした書き下ろし恋愛官能小説集と河出のHPの紹介にはある。ま、官能でもなんでもないですが…。…

【書評】窪美澄「よるのふくらみ」-1人の女に兄と弟。誰もがせつない。そして、苦しい

よるのふくらみ posted with ヨメレバ 窪美澄 新潮社 2014年02月21日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 6つの話からなる連作短編集。もちろんひとつの長編とも言えるのだがひとつひとつの話のクオリティがとても高い。主人公は3人。その3人…

【書評】窪美澄「雨のなまえ」-希望はない、しかし、主人公たちへの共感がある

雨のなまえ posted with ヨメレバ 窪美澄 光文社 2013年10月17日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 窪美澄はリアルの作家だ。ていねいにリアルを積み重ねていくことで主人公たちが生きているその世界をくっきりと浮かび上がらせる。だからこそ…

【アンソロジー】窪美澄・原田マハ他「恋の聖地」-恋愛短編って難しい。7人の女流作家による競作

恋の聖地 posted with ヨメレバ 原田マハ/大沼紀子 新潮社 2013年06月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 全国にある「恋人たちの聖地」を舞台にした7人の女流作家によるアンソロジー。個人的にはこういう「しばり」ってつまんないと思うけど編…

【書評】窪美澄「アニバーサリー」-3世代を通して描かれた力強い「女性」史

アニバーサリー posted with ヨメレバ 窪美澄 新潮社 2013年03月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「アニバーサリー」の主人公は娘と祖母ぐらいに年齢差がある2人だ。75歳で未だ現役のマタニティスイミングの指導者である晶子、その元生徒で30…

【書評】窪美澄「クラウドクラスターを愛する方法」-「家族」を通して自分を見つめる、窪美澄の新作がとてもいい

クラウドクラスターを愛する方法 posted with ヨメレバ 窪美澄 朝日新聞出版 2012年10月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「ふがいない僕は空を見た」の窪美澄の最新作を読んだ。表題作「クラウドクラスターを愛する方法」と短編「キャッチア…

【文学賞】「晴天の迷いクジラ」「光圀伝」に山田風太郎賞!

晴天の迷いクジラ posted with ヨメレバ 窪美澄 新潮社 2012年02月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 光圀伝 posted with ヨメレバ 冲方丁 角川書店 2012年08月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 第3回山田風太郎賞に窪美澄「晴…

【アンソロジー】窪美澄他「あのころの、」-6人の女性作家が「女子高生」を描いたアンソロジー

あのころの、 posted with ヨメレバ 窪美澄/瀧羽麻子 実業之日本社 2012年04月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 6人の女性作家による「女子高生」をテーマにしたアンソロジー。窪美澄以外は書き下ろしでいきなり文庫での発売だ。このメンバー…

【書評】窪美澄「晴天の迷いクジラ」-リアリティが支える言葉の力

晴天の迷いクジラ posted with ヨメレバ 窪美澄 新潮社 2012年02月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「ふがいない僕は空を見た」の窪美澄待望の新作だ。この物語には3人の男女が登場する。1人はデザイン会社でハードワークを重ねるうちにい…

【映像化】映画「ふがいない僕は空を見た」、主演は?

先日お知らせした「ふがいない僕は空を見た」の映画化ですが、公開は2012年秋になるようです。そうかぁ、まだちょっと先だなぁ。注目の主演ですが永山絢斗と田畑智子に決定。ふむ、なるほど。いいんじゃないでしょうか。さらに期待は高まります。監督はタナ…

【BOOK NEWS】窪美澄、待望の2作目は来年2月発売!!

名作「ふがいない僕は空を見た」の窪美澄の新作が来年2月に出ます。お~ついに!これでまたまた大きな賞を取るんですかね。あの賞とか。いいぞ、いいぞ。この小説の第一章は「yom yom」の前号で発表され、第二章は新発売の「yom yom vol.23」で読むことがで…

【映像化】窪美澄「ふがいない僕は空を見た」映画化だぞっ!

ふがいない僕は空を見た窪 美澄 新潮社 2010-07売り上げランキング : 842Amazonで詳しく見る by G-Tools 去年の僕のベスト1小説、窪美澄の「ふがいない僕は空を見た」がなんとなんと映画になるらしい。まだエキストラ情報ぐらいしかネットでは出てないが、…

【BOOK NEWS】「yom yom」最新号、窪美澄「ソラナックスルボックス」を読む

yom yom (ヨムヨム) 2011年 10月号 [雑誌]新潮社 2011-09-27売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools いい。まずは気負いがないのがとてもいい。熱は帯びているけれどヘンな気負いはまったく感じられない。デビュー作「ふがいない僕は空を見た」…

【BOOK NEWS】「yom yom」最新号に窪美澄の新作登場!

yom yom (ヨムヨム) 2011年 10月号 [雑誌]新潮社 2011-09-27売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools 基本的にこの手の雑誌は買わないんです。小説が載ってもあとて単行本化されるでしょ?しかも、けっこう手が入ったりするから元と変わってくる…

【書評】窪美澄「ふがいない僕は空を見た」-主人公たちがいる場所のまっただ中からこの物語は発信されている

ふがいない僕は空を見た posted with ヨメレバ 窪美澄 新潮社 2010年07月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す これはもしかしたら…今年のベストかもしれない。「女による女のためのR-18文学賞」を受賞した短篇「ミクマリ」他4編が収められた連作…