また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評・感想、出た本出る本など、本関連の最新ニュースを届けます。

■外国の作家

【書評】チョ・ナムジュ「82年生まれ、キム・ジヨン」-これは世界中のすべての女性の物語だ

82年生まれ、キム・ジヨン posted with ヨメレバ チョ・ナムジュ/斎藤真理子 筑摩書房 2018年12月06日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 韓国ではもちろんのこと日本でも大ヒットしている話題作をようやく手に取った。ううむ、もう少し早く読め…

【書評】ピーター・スワンソン「そしてミランダを殺す」-この展開はすごい!でも一番心惹かれるのは主人公の造形だ

そしてミランダを殺す posted with ヨメレバ ピーター・スワンソン/務台夏子 東京創元社 2018年02月21日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 昨年のミステリーでは「カササギ殺人事件」とこの小説がランキングの上位を占めていた。どちらかを読み…

【文学賞】2017年ノーベル文学賞は「わたしを離さないで」のカズオ・イシグロ!最初に読むのならば

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) posted with ヨメレバ カズオ・イシグロ 早川書房 2008-08-22 Amazon Kindle 楽天ブックス 忘れられた巨人 posted with ヨメレバ カズオ イシグロ 早川書房 2015-05-01 Amazon Kindle 楽天ブックス 夜想曲集: 音楽と夕…

【書評】カーソン・マッカラーズ「結婚式のメンバー」-思春期の多感な少女のあふれるような思いを描いた傑作!

結婚式のメンバー posted with ヨメレバ カーソン・マッカラーズ/村上春樹 新潮社 2016年03月29日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 珍しく外国文学。新潮文庫の「村上柴田翻訳堂」、村上春樹訳の最初の一冊だ。カーソン・マッカラーズ(1917-1…

【映像化】スティーブン・キングの大傑作「11/22/63」がドラマに!

やってるんですよ、やってるんですよ、スターチャンネルでやってるんです。スティーヴン・キングの大傑作「11/22/63 」のドラマを。この原作、本当におもしろかったです。前にいろいろ書いているので、まずこちらを読んでみてください。 さらにこちら。 ねぇ…

【書評】ジュンパ・ラヒリ「べつの言葉で」-彼女はなぜ今までの言葉を捨てなければならなかったのか?

べつの言葉で posted with ヨメレバ ジュンパ・ラヒリ/中嶋浩郎 新潮社 2015年09月30日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す このエッセイ、すこぶるおもしろい。「その名にちなんで」「見知らぬ場所で」などの世界的作家ジュンパ・ラヒリは、ベン…

【書評】ピエール・ルメートル「悲しみのイレーヌ」-またまた度肝を抜かれる、ルメートル鮮烈のデビュー作!

悲しみのイレーヌ posted with ヨメレバ ピエール・ルメートル/橘 明美 文藝春秋 2015年10月09日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す さて、先日の「その女アレックス」に続いて、ピエール・ルメートルの同じシリーズの作品「悲しみのイレーヌ」…

【書評】ピエール・ルメートル「その女アレックス」-その正体に驚き、その真実に驚き、さらに「その先」に驚き!

その女アレックス posted with ヨメレバ ピエール・ルメートル/橘 明美 文藝春秋 2014年09月02日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す ううむ、これはどこまで書いたものやら。2014年の国内のミステリー賞を総なめし、6冠に輝いたこの小説。すで…

【書評】カズオ・イシグロ「忘れられた巨人」-人は記憶に支配されているのか、それとも…

忘れられた巨人 posted with ヨメレバ カズオ・イシグロ/土屋政雄 早川書房 2015年05月01日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 読みだしてすぐにとまどった。とまどったまま読み進めていくと、何だかトールキンの「ホビットの冒険」でも読んでい…

【書評】ジュンパ・ラヒリ「低地」-「人生」を描いて見事な物語!これは今年のベスト候補だ

低地 posted with ヨメレバ ジュンパ・ラヒリ/小川高義 新潮社 2014年08月26日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す これは今年のベストかもしれない。「停電の夜に」「見知らぬ場所」「その名にちなんで」、どれもが素晴らしいジュンパ・ラヒリの…

【書評】ローラン・ビネ「HHhH プラハ、1942年」-何とも素晴らしいこのスタイル!この物語!

HHhH posted with ヨメレバ ローラン・ビネ/高橋啓 東京創元社 2013年06月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 素晴らしい!「HHhH」で一番スゴいのはスタイルだ。こういうスタイルで小説が書けるとは!この物語、副題の通り、舞台は1942年、ナチ…

【書評】J.D.サリンジャー「フラニーとズーイ」-ありったけの言葉で妹を救おうとする兄の姿が心を打つ

フラニーとズーイ posted with ヨメレバ J・D・サリンジャー/村上春樹 新潮社 2014年02月28日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 村上春樹訳の「フラニーとズーイ」。初めてではない。以前、野崎孝訳の「フラニーとゾーイー」(タイトル表示が変…

【書評】ジェフリー・ディーヴァー「シャドウ・ストーカー」-ディーヴァーの小説に外れなし!

シャドウ・ストーカー posted with ヨメレバ ジェフリー・ディーヴァー/池田 真紀子 文藝春秋 2013年10月15日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 尋問とボディランゲージ分析の天才キャサリン・ダンスを主人公にした物語もこの「シャドウ・スト…

【書評】スティーヴン・キング「11/22/63」-これはまちがいなくタイムトラベル小説の傑作だ!

11/22/63 上 posted with ヨメレバ スティーヴン・キング/白石 朗 文藝春秋 2013年09月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 11/22/63 下 posted with ヨメレバ スティーヴン・キング/白石 朗 文藝春秋 2013年09月 楽天ブックスで探す Amazonで探…

【書評】デヴィッド・カリ×セルジュ・ブロック「ボクの穴、彼の穴。」-シンプルな設定で描かれる戦争の悲劇

ボクの穴、彼の穴。 posted with ヨメレバ デヴィッド・カリ/セルジュ・ブロック 千倉書房 2008年12月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 松尾スズキが翻訳しているので興味を持って読んでみた。そういえばこれ、朝日新聞で俵万智さんが小さなわ…

【書評】スティーブン・キング「11/22/63 上」-ケネディ暗殺を巡る物語、すでに傑作の予感…

11/22/63 上 posted with ヨメレバ スティーヴン・キング/白石 朗 文藝春秋 2013年09月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す と言ってもまだ上巻が終わったところ。長いっ!で、このタイトル、何のことだか気になりますよね?実は1963年11月…

【書評】ジェフリー・ディーヴァー「バーニング・ワイヤー」-作者の底力を感じる圧巻のラスト!

バーニング・ワイヤー posted with ヨメレバ ジェフリー・ディーヴァー/池田 真紀子 文藝春秋 2012年10月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す ニューヨーク市警科学捜査顧問リンカーン・ライムを主人公にしたシリーズの最新作。ジェフリー・ディ…

【書評】ジェフリー・ディーヴァー「追撃の森」-逃げる2人に追う2人、ディーヴァーの新たな挑戦!

追撃の森 posted with ヨメレバ ジェフリー・ディーヴァー/土屋 晃 文藝春秋 2012年06月08日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す リンカーン・ライムシリーズなどで有名なジェフリー・ディーヴァー、僕も好きで読んでいるが、これはシリーズ物で…

【書評】リュドミラ・ウリツカヤ「女が嘘をつくとき」-物語がガラリと裏返るラストが見事!

女が嘘をつくとき posted with ヨメレバ リュドミラ・ウリツカヤ/沼野恭子 新潮社 2012年05月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す ロシアで最も人気のある女流作家リュドミラ・ウリツカヤ。このブログでも「ソーネチカ」を紹介しているが、最新作…

【書評】ジョナサン・サフラン・フォア「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」-9.11で父を亡くした少年は希望を見いだせるのか

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い posted with ヨメレバ ジョナサン・サフラン・フォア/近藤隆文 日本放送出版協会 2011年07月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 映画にもなったので、この本のことを知っている人も多いだろう。主人公…

【書評】ジェフリー・ディーヴァー「007 白紙委任状」-大満足のおもしろさ!ディーヴァー×007

007 白紙委任状 posted with ヨメレバ ジェフリー・ディーヴァー/池田 真紀子 文藝春秋 2011年10月14日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す リンカーン・ライムシリーズなどの大人気作家ジェフリー・ディーヴァー、彼がジェームズ・ボンドを書い…

【書評】デイヴィッド・ペニオフ「卵をめぐる祖父の戦争」-若さの輝きとたくましさを描いて見事な小説!

卵をめぐる祖父の戦争 posted with ヨメレバ デイヴィッド・ベニオフ/田口俊樹 早川書房 2010年08月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 著者の祖父の話、という形で綴られる物語。ハヤカワのポケミスから出ているので昨年のミステリーベストテン…

【書評】ミランダ・ジュライ「いちばんここに似合う人」-ヘンだけど現実と地続きの物語たち

いちばんここに似合う人 posted with ヨメレバ ミランダ・ジュライ/岸本佐知子 新潮社 2010年08月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 読み終わったら「卒業」のラストのダスティン・ホフマンみたいに叫びたくなった。「ミランダぁぁぁぁぁ!!!…

【書評】ジュンパ・ラヒリ「その名にちなんで」-一家の過去、現在、未来がすべて見えてくるような語りの優しさ

その名にちなんで posted with ヨメレバ ジュンパ・ラヒリ/小川高義 新潮社 2007年11月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「停電の夜に」という短編集で新人ながらピュリツァー賞を取ったインド系の女性作家ジュンパ・ラヒリ。このブログでは「…

【書評】リディア・デイヴィス「話の終わり」-この奇妙さ!このおもしろさ!う〜ん、スゴい

話の終わり posted with ヨメレバ リディア・デイヴィス/岸本佐知子 作品社 2010年12月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「アメリカ文学の静かな巨人」ともいわれるリディア・デイヴィスの唯一の長編小説「話の終わり」。これは自分の元から去…

【書評】ジェフリー・ディーヴァー「ロードサイド・クロス」-彼の小説には「深読みする愉しさ」がある!

ロードサイド・クロス posted with ヨメレバ ジェフリー・ディーヴァー/池田 真紀子 文藝春秋 2010年10月29日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す ミステリーベスト10の常連ジェフリー・ディーヴァーの最新作「ロードサイド・クロス」を読んだ。…

【書評】バーナード・マラマッド「レンブラントの帽子」-人間というもののおかしさや哀しさを見事に浮き彫りに

< レンブラントの帽子 posted with ヨメレバ バーナード・マラマッド/小島信夫 夏葉社 2010年05月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 1960年代から70年代なかばにかけて日本でも翻訳本が多く出されていたバーナード・マラマッド、彼の代表的短編…

【書評】ジェフリー・ディーヴァー「ウォッチメイカー」-このスピード感とエンタティンメント性は彼ならでは

ウォッチメイカー(上) posted with ヨメレバ ジェフリー・ディーヴァー/池田真紀子 文藝春秋 2010年11月10日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す ウォッチメイカー 下 posted with ヨメレバ ジェフリー・ディーヴァー/池田 真紀子 文藝春秋 201…

【書評】ジェフリー・ディーヴァー「スリーピング・ドール」-犯人と人間ウソ発見器、どちらの造形も素晴らしい

スリーピング・ドール posted with ヨメレバ ジェフリー・ディーヴァー/池田 真紀子 文藝春秋 2008年10月13日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す リンカーン・ライムシリーズで大人気のジェフリー・ディーヴァー。この作品は週刊文春や「このミ…

【書評】ローラ・ヒレンブランド「シービスケット」-こまやかな描写とドラマチックな構成が見事!

シービスケット posted with ヨメレバ ローラ・ヒレンブランド/奥田祐士 エムオン・エンタテインメント 2003年07月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 世界恐慌の時代、アメリカにルーズベルト大統領よりヒットラーよりクラーク・ゲーブルよりマ…