また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

■あ行の作家-朝井リョウ

【映像化】朝井リョウの傑作で問題作「正欲」、映画化決定!稲垣吾郎、新垣結衣主演。いやいやいやあの小説が映画に。むちゃくちゃ楽しみだぁぁぁぁ!

正欲 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 新潮社 2021年03月26日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す このニュース、夏の終わりに聞いて「おぉ!」と思ったのだけど、ちょっとバタバタしていてブログにあげなかった。昨日…

【書評】朝井リョウ「正欲」ー多様性、ってどのくらい多様性なんだろう?時代に突きつけられた大きなテーマを持った傑作!

正欲 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 新潮社 2021年03月26日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す 楽天koboで探す Amazonで探す Kindleで探す まず挑戦的なタイトルがすごい。朝井リョウは前々作「死にがいを求めて生きているの」、そして前作「ス…

【書評】朝井リョウ「スター」-学生時代に映像賞を取った2人。1人は有名監督の元へ、もう1人はYouTuberに。さて彼らの未来は?

スター posted with ヨメレバ 朝井リョウ 朝日新聞出版 2020年10月07日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 朝日新聞の金曜夕刊に連載されていた新聞小説。「スター」というタイトルから芸能界の話と思う人がいるかもしれ…

【書評】朝井リョウ「どうしても生きてる」-ここで描かれているのは今の時代のどうしようもない生きづらさだ

Amazonで探す 楽天ブックスで探す 6つの物語からなる短編集。コンセプトがハッキリしていてかなり中身が濃い。どれも今を生きている人々の心にストレートに届く物語だ。朝井リョウはデビュー作からずっと読んでいるが前作「死にがいを求めて生きている」前…

【書評】朝井リョウ「死にがいを求めて生きているの」-生き難い時代をもがきながら生きていく魂を描いた傑作小説

死にがいを求めて生きているの posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 中央公論新社 2019年03月08日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探 今年のマイベストに間違いなく入ってくるであろう傑作小説。一応、中央公論新社の文芸誌「小説BOC」の「対立」を…

【BOOK NEWS】朝日新聞に2つの連載小説、朝井リョウ「スター」&桜庭一樹「小説 火の鳥 大地編」!

注目の連載小説が朝日新聞で始まります。最新作の「死にがいを求めて生きているの」が好評の朝井リョウ、初めての新聞連載小説が始まります。タイトルは「スター」。今日4月5日の夕刊(週1回・原則金曜日掲載)からスタートです。下記リンクに詳細が書かれ…

【書評】朝井リョウ「何様」-「何者」を見事に裏返す表題作とその先にあるささやかな希望!

何様 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 新潮社 2016年08月31日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 就活生を描いて直木賞を受賞した「何者」、そのアナザーストーリーだ。といっても、この小説集、すごく凝っている。全体は6つの短編からなって…

【書評】朝井リョウ「ままならないから私とあなた」-ままならないからおもしろいのか、ままならないからイヤなのか

短編「レンタル世界」と長い表題作の2編を収録。「ままならないから〜」、ううむ、すごくおもしろいぞ。で、このタイトルから大人の話かと思っていたら、なんと小学生の話から始まったのでびっくり。しかし、朝井リョウ、彼は学生や子供たちの世界をデビュ…

【映像化】明日15日から朝井リョウ原作の映画「何者」スタート!

さてさて、今日スタートの「永い言い訳」に続いて明日からは「何者」が始まります。原作は2012年下半期の直木賞を受賞した朝井リョウの同名小説。就活とその只中にいる大学生をリアルに描いた青春小説の傑作です。書評、書いてます。旧ブログから引用します。

【BOOK NEWS】「何者」の続編「何様」8月末発売!

何様 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 新潮社 2016年08月31日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 就活生の実態をリアルに描いて直木賞を受賞した朝井リョウの「何者」。この秋には映画にもなります。映画にも期待してますが、8月31日そのアナ…

【映像化】朝井リョウ「武道館」、フジテレビの深夜枠でドラマ化!

武道館 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 文藝春秋 2015年04月24日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す このブログでも紹介した朝井リョウの「武道館」が来年(時期未定)フジテレビの「土ドラ」枠でドラマになります。土曜日の23時台の放送だか…

【BOOK NEWS】朝井リョウ「18 きっぷ」、10月7日発売予定!

朝井リョウの新刊「18 きっぷ」、10月7日発売予定。といってもこれは朝日の名古屋本社版に約1年連載された記事に、朝井リョウのロングエッセイや若者たちへの質問がプラスされたもの。でも、気になる! 18きっぷ posted with ヨメレバ 朝日新聞社/朝井リョ…

【書評】朝井リョウ「武道館」-「素人くさいアイドル」の物語はおもしろいのか?

武道館 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 文藝春秋 2015年04月24日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 愛子は子供の頃から歌って踊るのが大好きな女の子だった。そんな彼女が高1になったばかりの春に「アイドル」になった。NEXT YOUという6人…

【書評】朝井リョウ「スペードの3」-生まれ変わろうとする3人の女性の姿を鮮やかに描いた傑作

スペードの3 posted with ヨメレバ 朝井リョウ 講談社 2014年03月14日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 若き直木賞作家朝井リョウが社会人を主人公に描いた初めての小説だ。でも、ま、そんなことはある意味どうでもいい。それより、前にもちょ…

【書評】朝井リョウ「世界地図の下書き」-朝井リョウは向日性の作家だ。その小説は生きていく勇気を与えてくれる

世界地図の下書き posted with ヨメレバ 朝井リョウ 集英社 2013年07月05日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 直木賞を獲った「何者」しか知らない読者、デビュー作「桐島、部活やめるってよ」は読んだぞ、という読者にとってはちょっと物足り…

【書評】朝井リョウ「何者」-就活の渦中にいる者たちの生きていく姿!これは青春小説の傑作だ

何者 posted with ヨメレバ 朝井リョウ 新潮社 2012年11月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す ちょうど直木賞受賞発表の日に読み終わった。まずはテーマそのものをひと言で言い切ったタイトルが素晴らしい。これはタイトル勝ち!周囲の評判も良…

【書評】朝井リョウ「少女は卒業しない」-ストレートに胸を打つ女子高生の物語

少女は卒業しない posted with ヨメレバ 朝井リョウ 集英社 2012年03月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 20代の男性作家で青春をきちんと書ける人ってそれほどいないのではないか。朝井リョウは現代の青春小説の書き手としてとてもとても輝い…

【書評】朝井リョウ「もういちど生まれる」-子どもと大人の境界線にいる若者たちの揺れ動く心情を描いた連作短編集

もういちど生まれる posted with ヨメレバ 朝井リョウ 幻冬舎 2011年12月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す これはいいぞ、かなり好きだ。「桐島、部活やめるってよ」でデビューした朝井リョウの4作目。今回は5編を集めた連作短編集だ。各編…

【映像化】朝井リョウの「桐島、部活やめるってよ」も映画化!

先日は「ふがいない僕は空を見た」の映画化決定で、おおおっと喜んだが今度は朝井リョウのデビュー作「桐島、部活やめるってよ」映画化のニュースが。監督は「パーマネント野ばら」などの吉田大八監督。主演の前田には神木隆之介が。共演は橋本愛、大後寿々…

【書評】朝井リョウ「星やどりの声」-生まれ変わる家族を描いて見事な物語

星やどりの声 posted with ヨメレバ 朝井リョウ 角川書店 2011年10月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す デビュー3作目だが朝井リョウは初々しい。何と言えばいいのだろう、作者自身の向日性、スクっと立っている感じが作品自体にも感じられて…

【書評】朝井リョウ「チア男子!!」-チアを通して、彼らは次の高みをめざす

チア男子!! posted with ヨメレバ 朝井リョウ 集英社 2010年10月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「桐島、部活やめるってよ」の朝井リョウのデビュー2作目。最後まで読んでやはり彼は力のある作家だと確信した。はっきり言って、前半は感…

【書評】朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」-身近でリアルな青春小説、タイトルもまた見事!!

< 桐島、部活やめるってよ posted with ヨメレバ 朝井リョウ 集英社 2010年02月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 本を読む前にひとつだけ知っていたことがある。桐島くんは人の会話の中にしか出てこない、はは~ん、ってことはつまり、一人の…