また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!燃え殻の小説第2弾「これはただの夏」、吉田修一「ブランド」。山下賢二「喫茶店で松本隆さんから聞いたこと」も気になる!(2021.7/5週)

 

 出る本。燃え殻「これはただの夏」(7/25)出ます。最初の小説「ボクたちはみんな大人になれなかった」が素晴らしかった燃え殻。その読後感はちょっと言葉では表現しにくいのだけど、またあの気持ちが蘇ってくるのだろうか?とてもとても楽しみ。

◯その瞬間、手にしたかったものが、目の前を駆け抜けていったような気がした…。

「普通がいちばん」「普通の大人になりなさい」と親に言われながら、周囲にあわせることや子どもが苦手で、なんとなく独身のまま、テレビ制作会社の仕事に忙殺されながら生きてきてしまった「ボク」。取引先の披露宴で知り合った女性と語り合い、唯一、まともにつきあえるテレビ局のディレクターにステージ4の末期癌が見つかる。そして、マンションのエントランスで別冊マーガレットを独り読んでいた小学生の明菜と会話を交わすうち、ひょんなことから面倒をみることに。ボクだけでなく、ボクのまわりの人たちもまた何者かになれず、何者かになることを強要されていたのかもしれない……。

 

「ボクたちはみんな大人になれなかった」の僕の書評はこちら!

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【ノンフィクション/賞】第4回Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞ノミネート6冊が決定!ううむ、今年も激戦の予感!

 現役の書店員の投票によって選ばれるノンフィクション本大賞のノミネート作品。今年は以下の6冊が選ばれました。前々回はブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」、前回は佐々涼子さんの「エンド・オブ・ライフ」が受賞していますが、さて今回は?ノミネート6作は以下の通りです。

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!junaidaの「街どろぼう」、高橋和枝の「うちのねこ」。今週は絵本二題!(2021.7/4週)

 

 出た絵本。junaida「街どろぼう」出ました。junaidaさんは「の」「Michi」が大好き。前作「怪物園」はあまり好きじゃなく感想も書かなかった。新作の「街どろぼう」はこんな話!

ほしいものが、あった。

山の上に巨人がひとりきりで住んでいました。ある晩、ふもとの街におりていき、一軒の家をこっそり持ち帰るのですが……。『Michi』『の』『怪物園』のjunaidaが送る、巨人の小さな物語。

  なるほど、なるほど!junaidaさんはとにかく絵が魅力的だし、構成も凝っている。どんな話になるのか楽しみ、楽しみ!

 

junaidaさん、「の」と「Michi」の感想はこちら!

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【絵本/感想】ペク・ヒナ「お月さんのシャーベット」ーある寝苦しい夏の夜、お月さんまでぽた…ぽた…ぽた…と溶け始めた。そして…

 

 このブログでも何回か紹介した韓国の絵本作家ペク・ヒナ。デビューしたのは2004年で、日本では2017年に出た「天女銭湯」がデビュー作だ。その後、「天女かあさん」「あめだま」「ぼくは犬や」などブロンズ新社から出た絵本で注目を集めている。この「お月さんのシャーベット」は2010年の作品でこれまで日本で発売された絵本よりちょっと古い。

 

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【文学賞】第165回芥川賞・直木賞(令和3年上半期)決定!芥川賞は石沢麻依、李琴峰。直木賞は佐藤究、澤田瞳子。2名ずつの受賞!

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!坂元裕二のシナリオ・ブック「大豆田とわ子と三人の元夫 2」、「本の雑誌」8月号は上半期ベストの発表!(2021.7/3週)

 

 さて、出る本。坂元裕二「大豆田とわ子と三人の元夫 2」(7/16)出ます。ドラマのシナリオ、後半です。6話から10話まで。オダギリジョーが登場し、ラストの風吹ジュンまで怒涛の展開。これはですねぇ、買うしかないんじゃないですかねぇ。シナリオって倉本聰や山田太一、向田邦子、木皿泉などなどいろいろと読んでますけど、シナリオはシナリオなりのおもしろさがあって好きです。何か新しい発見があるかな??

 

◯1はすでに出ています!

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!窪美澄の新作「朔が満ちる」、糸井重里、小さいことばシリーズ。そして酒井駒子さんの絵本!(2021.7/2週)

 

 さて、出る本。窪美澄「朔が満ちる」(7/7)出ます。なんだか分からないけれどいいタイトルだな。まずはアマゾンの紹介を。

 

かつて中学1年の時に僕は、酒を飲む度に荒れる父親に手を焼き、遂に斧で殴りかかって殺そうとしたことがある──心に傷を負ったまま家族とも離れ、悪夢のような記憶とともに生きていく史也。荒んだ生活の中で、看護師の千尋との出会いから、徐々に自身の過去に向き合おうとする──これは「決別」と「再生」の物語。

サバイブ、したのか? 俺ら。
家族という戦場から――
家庭内暴力を振るい続ける父親を殺そうとした過去を封印し、孤独に生きる文也。
ある日、出会った女性・梓からも、自分と同じ匂いを感じた――
家族を「暴力」で棄損された二人の、これは「決別」と「再生」の物語。

 

 ううむ、窪テイストを感じる。彼女の小説はデビュー作からずっと読んでたのに、今3冊ぐらい積ん読になっている。いかんなぁ、なんとかしなくちゃなぁ。これも読みたいぞ。

 

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