また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【文学賞】第55回吉川英治賞3賞が決まりました!文学賞は村山由佳「風よあらしよ」、新人賞は加藤シゲアキと武田綾乃!

 

 ちょっと遅くなりましたが吉川英治賞3賞、発表になってました。文学賞は村山由佳さんの「風よあらしよ」、強いっ!パチパチパチ!「風よあらしよ」は「本の雑誌が選ぶ2020年度ベスト10」でもベスト1に輝いています。発行人である浜本茂さんのコメントが印象に残っています。

伊藤野枝の評伝はこれまでに何冊も書かれてるけど、これは村山由佳に憑依してる。まさにイタコですよ!

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【書評】阿部暁子「パラ・スター〈Side 宝良〉」ー世界のトップが集まるジャパンオープン、復活を掛けた宝良の戦いがついに始まる!

 
 少し前に紹介した2冊シリーズの「パラ・スター」。〈Side百花〉に続く後編〈Side 宝良〉を読んだ。前編は車いすメーカーに勤める百花サイドから書かれた話だったが、こちらは車いすテニスプレイヤーである宝良がメインになっている。〈Side百花〉が友情物語ならば、〈Side 宝良〉は成長物語と呼んでいい。もちろん2人の友情はいろいろな出来事を通して深まっていくのだけど、テニスを通したそれぞれの成長に心を揺さぶられる。
 
 冒頭の展開が巧みだ。5年前の事故の描写から始まり、現在の宝良の日常、母と娘の微妙な関係、そして、会社で行われたインタビュー、そこで語られる「選手としての今」、グイグイと物語に引き込まれていく。
 

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!カズオ・イシグロ、待望の最新作出ます。世界同時発売!「クララとお日さま」(2021.3/1週)

 

 さて、出る本。今週は何といってもこれです!カズオ・イシグロ「クララとお日さま」(3/2)出ます。世界同時発売、っていうのがスゴいなぁ。翻訳はいつもの土屋政雄さんですが、いつ頃彼の元に原稿が届いたのか、気になるところ。日本では早川書房から出ますが、あとはイギリスのFaber&Faber社とアメリカのKnopf社だそうです。この2つは英語版だから、日本は特別ですね。カズオ・イシグロの新作がいち早く読めるのはうれしい!ハヤカワオンラインでの紹介文はこちら!

ノーベル文学受賞第一作 世界同時発売!

人工知能を搭載したロボットのクララは、病弱な少女ジョジーと出会い、やがて二人は友情を育んでゆく。愛とは、知性とは、家族とは? 生きることの意味を問う感動作。

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【絵本/感想】ジョン・マーズデン文 ショーン・タン絵「ウサギ」ーウサギたちがやって来た。私たちの国へ。そして、彼らはどんどんと増えていって…

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!ヨシタケシンスケ「にげてさがして」、コミック「大奥」ついに最終巻!雑誌「Premium」は言葉の特集!(2021.2/4週)

 

 さて、出る絵本。ヨシタケシンスケ「にげてさがして」(2/24)出ます。うむ、このタイトルだけでもうヨシタケワールドであることが分かりますが、アマゾンの紹介文を一部引用してみましょう。

「逃げちゃダメ」と言われることが多い世の中ですが、どうするかは自分で決めていいし、自分で決めること。

「逃げずに戦うことの大事さを説くお話」がある一方で、「逃げることで新しい可能性に出会うお話」があってもよいのではないか。著者のそんな思いが込められた絵本です。

うむ、逃げるは恥だが役に立つ、ですな。というわけでこれは読もうっと!

 

◯ヨシタケシンスケさん、他の絵本の感想などはこちら!

  

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【ドラマ】坂元裕二、連ドラ復帰!春ドラ「大豆田とわ子と三人の元夫」、松たか子主演!これはもう楽しみだぞ

 映画「花束みたいな恋をした」がヒット中の脚本家・坂元裕二。連ドラは2018年の冬ドラマ「anone」からお休み中でその間は単発ドラマや舞台の脚本を手がけてましたがようやく連ドラ復帰!坂元ドラマファンとしてはすごく嬉しいニュースです。

 

 で、なんだ?「大豆田とわ子と三人の元夫」?主人公の名前が読めない!と思ったら「おまめだとわこ」なんですね。フジテレビ系の火曜21時枠です。主人公のバツ3独身女性は「カルテット」で一緒の松たか子、そして3人の元夫を演じるのは松田龍平、角田晃広、岡田将生(以上離婚順)というすごいキャスト。フジテレビのページにストーリーが紹介されてますがこれ読むだけでもうおもしろい!春が楽しみだぁ!!!!!

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【書評】阿部暁子「パラ・スター〈Side 百花〉」ー高校時代に障害を負った親友。百花は車いすテニスを始めた彼女のために最高の車いすを作りたいと思った