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【書評】トーベン・クールマン「アームストロング 宙飛ぶネズミの冒険」-月へ!夢みる思いの強さよ

 前作の絵本「リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険」がすごくおもしろかったトーベン・クールマンの新作がついに出た。前作はデビュー作というのでまず驚き、大学の卒業製作として描いたと聞いてさらに驚いた。だって絵も構成もクオリティがすごく高いのだ。あれが卒業制作だなんてホント恐ろしい…。


 さて、新作。タイトルで内容は分かっちゃう。前作では主人公のネズミが自力で飛行機を作って大西洋を横断してしまうのだが、今回は自力でロケットを作って月まで行っちゃう。とはいっても最初はパチンコで飛んで行こうなんて考えるのだけど…。失敗に失敗を重ねて、それでもカレはあきらめず夢を追い求める。2作に共通するのはこの「思いの強さ」!それがしっかりと表現されていることだ。ネズミといえどもあなどれない!!

 

  クールマンの作品がいいのは、こんな奇想天外な話でもけっして細部の手抜きをしないことだ。設計図や部品などすごく細やかに描かれていてそれだけで嬉しくなってしまう。月をめざすネズミを「がんばれ!」と応援したくなるのだ。ニューヨーク上空を上昇していくロケットのページ、そして、ハハハと笑っちゃうラスト近くのページが好き!これもまた何度も何度も繰り返し見たい傑作だ。

 

前作「リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険」の書評はこちら(旧ブログ)


◯「ほぼ日」でやった糸井さんとクールマンさんの対談も必読!

 

追記2017.5.19  クールマンさんの絵本原画展が東京・神宮前で21日の日曜日まで開催されています。わぁ、原画見たい…。興味がある人はぜひぜひ!リンクでトークショーの様子も一部わかります。

 

 2017.5.17 なんだかヘンに肌寒い日々。明日も?読書は、窪美澄「やめるときも、すこやかなるときも」が終わりそうで終わらない。

 

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