また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【絵本】明日1月20日からミロコマチコ個展「いきものたちの音がきこえる」世田谷文学館で!

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 待ってましたぁ!!!!ミロコマチコの個展「いきものたちの音がきこえる」、全国を巡回してやっと東京にやって来ます。世田谷文学館で明日から4月8日まで。文学館のホームページからどんな展示になるのか、概要を引用します。

 

絵本作家としてのデビュー作『オオカミがとぶひ』(2012年)が、日本絵本賞の大賞に輝いたミロコマチコ。その類いまれな色彩感覚と独自の造形表現、豊かな言語感覚によって生み出される作品は、国内外の名だたる絵本賞を受賞してきました。
本展では、大型作品を含む絵画や立体、代表作の絵本原画など、150点以上の作品に最新作を加えて構成し、画家として、絵本作家として、日々創作をつづけるミロコマチコの、“今”を切り取ります。ダイナミックな、ライブ感あふれる展示をお楽しみください。

 

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【文学賞】2018年本屋大賞ノミネート10作発表!

 例年、このノミネートは芥川賞・直木賞発表直後になりますね。では、10作をドドドッと紹介しましょう。読んだ本はありますか??

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【文学賞】第158回(平成29年下半期)芥川賞は若竹千佐子さん、石井遊佳さん。直木賞は門井慶喜さんに決定!

 決定しました。芥川賞はW受賞。まずは下馬評が高かった若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」。63歳・史上最年長で文藝賞を受賞した作品です。若竹さんは遠野市出身で、昨年受賞した沼田真佑さんに続いて岩手県連続受賞です。そして、石井遊佳(いしい・ゆうか)さんの「百年泥」。これは49回の新潮新人賞受賞作。「百年泥」は、1月24日発売になります。どちらもパチパチパチパチ!

 

◯堀江敏幸選考委員による選考過程の説明

  

◯芥川賞候補作は以下の5作でした。

石井遊佳「百年泥」(新潮11月号)

木村紅美「雪子さんの足音」(群像9月号)

前田司郎「愛が挟み撃ち」(文学界12月号)

宮内悠介「ディレイ・エフェクト」(たべるのがおそいvol.4)

若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」(文芸冬号)

 

  直木賞は門井慶喜さん「銀河鉄道の父」です。宮沢賢治の一生を父の視点から描いた物語。澤田さんに期待していたのですが、門井さん、よかったですね。パチパチパチパチ!そうか、宮沢賢治も岩手の人ですね。

 

◯伊集院静選考委員による選考過程の説明

 

 ◯直木賞候補作は以下の5作でした。

彩瀬まる「くちなし」

伊吹有喜「彼方の友へ」

門井慶喜「銀河鉄道の父」

澤田瞳子「火定(かじょう)」

藤崎彩織「ふたご」

 

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【映像化】「この世界の片隅に」のこうの史代原作「夕凪の街 桜の国」がNHKでドラマ化!主演のんでどうだ!

 これは本当にうれしいニュースです。「この世界の片隅に」は市井の人々の「戦争」を描いたコミックでしたが、「夕凪の街 桜の国」は、被爆者の人々の戦後にしっかりと向き合っていて、ある意味、「この世界の片隅に」を凌ぐ作品です。出版当時の評価も高く、第9回手塚治虫文化賞新生賞、第8回文化庁メディア芸術祭大賞を受賞しています。感想を書いているのでちょっと読んでみてくださいね。

 


 ドラマはNHK広島放送局開局90年ドラマとして制作され「夕凪の街 桜の国 2018」のタイトルで今夏放送予定です。2007年には田中麗奈主演で映画にもなっていますが、今回のドラマ化は原作の後半部分の設定を現代に置き換え、オリジナルの物語も交えたストーリーになります。

 

 それでですねぇ、キャストはまだ発表されていませんが、前半の主人公の皆実と後半の主人公の七波はよく似ているという設定なので、ぜひのんさんの2役で!NHKならできるだろう!!!!!どうぞよろしく!!!とにもかくにも、未読の人は原作をぜひ読んでみて欲しいです。

 

◯詳しくはこちらで

 

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【BOOK NEWS】本日から「ほぼ日」で直木賞作家・佐藤正午×糸井重里対談!

 さてさて、今日から始まりましたよ。佐藤正午×糸井重里対談。このブログではすでに、糸井さんが文庫版「鳩の撃退法」の解説を書いたこと、そして、2人で対談をしたことについて詳細を書いています。それを読んでもらえたら、と思います。こちらです。


 対談1回目を読みましたが、静かなスタートです。これからどんな展開になるのか、全7回、とても楽しみ!

 


 で、一緒にしちゃって佐藤さんには申しわけないのですが、ちょうど今、「ほぼ日」で連載されている「男たちの全開パンダ・トーク」もすご〜くおもしろいのでついで、って言っちゃ何ですが読んでみてください。ううううむ、たまらんぞ、これ!

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2018.1/3週)

 さてさて、出た本。木皿泉のエッセイ「木皿食堂2 6粒と半分のお米」が文庫になりました。年末のドラマ、木皿さんらしくておもしろかった。今年はぜひぜひ連続ドラマを買いて欲しいぞ。もちろん、エッセイにも期待!

 

 原田マハ「奇跡の人」も文庫に。ヘレンケラーとサリバン先生の話を日本に置き換えた物語です。先生の名前が去場安(さりばあん)というのはどうなのかなぁ、って気もしますが…。この小説の評価、アマゾンでは賛否両論あるようです。

 

 もう1冊はムックですがオール讀物編集の文春ムック「向田邦子を読む」。WOWOWで向田さん原作の「春が来た」がドラマになって放送がスタートしました。その特集もあり、原作も再録されていますが、他の記事もすごく充実しています。妹の和子さんと原田マハさんとの対談、直木賞受賞作全文掲載。山口瞳、森繁久彌、久世光彦等の「思い出交友録」など、読みたい記事がいっぱい!コストパフォーマンス、高いです。向田さんの入門書としてもおすすめ。買おうっと!!

 

◯詳細はこちら

文藝春秋|臨時増刊|文春ムック 向田邦子を読む

 

 出る本。片岡義男「珈琲が呼ぶ」(1/17)出ます。アマゾンの内容紹介を読んでちょっと興奮!長いけれど引用しますね。

 

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【BOOK NEWS】絶対欲しいぞ!女優のんの現在がわかる「SWITCH」最新号「特集:のん7つの冒険」

 じゃ〜ん、来週の「出る本、出た本」で紹介してもいいでのですが、これはぜひ分けてお伝えしたかった私です。のんさん、能年玲奈さんですが、まぁ、なんだかよくわからん芸能界のアレコレで、なかなかドラマなどにも出られない状況が続いているのですが、それにも負けずにというか、非常にパワフルに多方面で頑張っていて、スゲェな〜っていつも思っています。というわけで「SWITCH」、最新号はのん特集。やるじゃないか!えらいっ!のん関連の目次はこんな感じです(ホームページより転載)。

 

CONTENTS

002
WEAR
服づくりの冒険
とあるきっかけから始まった、のんの服づくり。今日は自分で作ったつぎはぎのワンピースを纏う
写真 若木信吾

016
PLAY
ギタリストの冒険
相棒は鮮やかな赤のテレキャスター。ミュージシャンのんの冒険はまだ始まったばかり
写真 高木将也

022
DRAW
キャンバスの上の冒険
憧れの美大生に交じってキャンバスに向かう。誰にも邪魔されない、大切な一人きりの時間
写真 新津保建秀

030
LEARN
落語入門の冒険
のん、柳家花緑師匠に弟子入り!? 新宿末廣亭にて、落語の世界に飛び込む
写真 池田晶紀

038
DIALOGUE
柳家花緑×のん

040
ACT
トランスジェンダーの冒険
ライバル意識があるという男の子に変身。どこまで性差を超えて演じきれるか?
写真 神藤剛

044
WALK
日曜日の冒険
最近激減しつつある休日の日曜日。枯葉の舞う、日の当たる場所で、日常の小冒険
写真 川島小鳥

056
FLOAT
未来への冒険
いよいよ最終章は未来への冒険。もはや重力からも解き放たれて、自由に浮遊する
写真 永瀬沙世

064
INTERVIEW
のん インディペンデント・ガールの冒険

 

 

 のんさんの7つの顔を川島小鳥さん他7人の写真家が撮り下ろす、というスタイルで彼女の「今」をしっかりと伝える特集です。独占インタビューや柳家花緑との対談も収録されていてとても楽しみ。いやぁ、これは買うでしょ、買うしかないでしょ。1月20日発売。待ち遠しいぞ、私。 

 

 

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