また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【ドラマ】さてさて、2018冬ドラマは何を見る??期待の1本は?

 年に数回、本の話題を忘れちゃうこのブログ。おいらは「ドラマー」!さて、冬ドラ。目玉はやっぱりこれでしょう!「逃げ恥」の野木亜紀子が脚本を担当するTBS系の「アンナチュラル」。石原さとみ主演で、井浦新、薬師丸ひろ子、窪田正孝、市川実日子他。死因究明のスペシャリストが集まるラボが舞台の法医学ミステリー。野木ドラマは見逃せない!

 

金22 アンナチュラル  1/12スタート

 

 個人的な当確ドラマはあと3つ。「カルテット」の坂元裕二脚本、広瀬すず主演の日テレ系「anone」。「Mother」「Woman」に続く日テレ×坂元裕二ドラマ。田中裕子、瑛太、小林聡美、阿部サダヲ、火野正平とキャストもなかなか。少女と老齢の女との出会いの物語。坂元ドラマも見逃せない。

 

水22 anone  1/10スタート

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2018.1/1-2週)

 さてさて、このコーナーも再開です。まずは出た雑誌。年末に出た「和樂」の2・3月号、特集は「A HAPPY NEW 日本美術!」、リキの入った特集です。期待!しかも、「若冲サルグラム風呂敷」が付録でついてくる。これは欲しいなぁ。

 

◯公式サイトはこちら


 

 もう一つ雑誌。「ダ・ヴィンチ」の2月号、第一特集「ずっと読みたいあの人のマンガ」も気になりますが、第二特集が「佐藤正午」、内容もかなり充実してるぞ。これは買わなくちゃ!!

 

◯目次はこちらから

 

 続いて出た本、文庫化です。佐藤正午「鳩の撃退法」、文庫になりました。糸井さんが帯と解説を書いています。「ほぼ日」でのインタビュー記事もそろそろ始まるでしょう。そのことはこちらに書いているので読んで見てください。


 上の記事を読むと分かりますが、この小説、僕は未読です。単行本を持っている小説が未読のまま文庫になるのは、すご〜くショックなんだよなぁ。え〜ん。山田風太郎賞もとっていろいろな人の評価も高い物語です。未読の人はぜひぜひ(オレだ)。

 

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【本の雑誌】2017年度「本の雑誌」年間ベスト10、発表!

 さて、昨年12月に発表された「本の雑誌」の年間ベスト、ホームページでも発表はないので、ブログでの掲載を控えていましたが、年も明けたし、もういいかしらん。ではではでは!

 

1遠田潤子「オブリヴィオン」

2紀田順一郎「蔵書一代」

3アンドリュー・キーン「インターネットは自由を奪う」

4松浦理英子「最愛の子ども」

5寄藤文平、木村俊介「デザインの仕事」

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新年あけましておめでとうございます!今年の年越し本は、これっ!!

 

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 みなさん、あけましておめでとうございます。え〜っと、2017-2018年越し本は松家仁之「光の犬」でした。とても好きな作家なので本当はこれ昨年中に読みたかったなぁ。でも、ま、お正月の楽しみに。戌年だしね。

 

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 あと、これは昨年からの挫折持ち越し本。いや、おもしろんですよ。おもしろいんだけど挫折して他の本を読み始めちゃったもので…。いやいや、なんとかするぞ。なんとかなるぞ。で、今気が付いたのですが、源氏物語も光源氏だし、光つながりではないか。うむ。それがどうした!ま、というわけで、今年もよろしく!

 

 あ、年末に昨年のマイベストを発表したら、すごくたくさんの人が見てくれてビックリしました。ありがとうございました。ではでは、また!!

  

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決定!2017年間マイベストブック!!!!

 今年のマイベスト、決めました。例年同様、読書ノートを見ながらランクインしそうな本をピックアップしていったのですが、あとで調べたら、あれもこれもそれも今年発売じゃなかった。ううむ、ちょっと焦ったけれど、とにもかくにも決めましたよ。「今年刊行されたものに限ったマイベスト」です。リンクで僕の書評が読めます。

 

1川上弘美「森へ行きましょう」 

 2燃え殻「ボクたちはみんな大人になれなかった」

3佐藤正午「月の満ち欠け」 

4ミロコマチコ「まっくらやみのまっくろ」 

5酒井駒子「森のノート」

6又吉直樹「劇場」

7宮部みゆき「この世の春」 

 8たむらしげる「よるのおと」 

9ヨシタケシンスケ「あるかしら書店」 

10 村上春樹「騎士団長殺し」 


 12月までは燃え殻さんの小説が1位と思っていたのですが、うううむ、やっぱり川上弘美はすごい。毎年、こういう刺激的な小説を読みたいです。燃え殻さんのは思い出に突き刺さる不思議な力がある物語。直木賞受賞の「月の満ち欠け」、佐藤さんの小説ではベストではないけれど、こういうのを書いて本当に堪能できるのはこの人の力。


 僕のベストでは絵本やコミックも平等に入れていますが、4位のミロコマチコ さんと9位のヨシタケシンスケさんはもうマイベストの常連に。今、この2人を見ておかなくちゃ絶対ダメですよ。うん!!!ミロコマチコの混沌とそこから突き抜ける力、ヨシタケシンスケの図抜けた自由さとそこから生まれるアイデア!


 5位の酒井さんのエッセイは絵の力も言葉の力も素晴らしかった。いつもそばに置いておきたい一冊です。8位のたむらさん「よるのおと」の青の美しさといったら!多くの人に手にとってもらいたいと思います。

 

 6位の又吉、2作目も心に残る人とストーリー、次もその次も期待したい。7位の宮部みゆきは書き始めて30年!この小説はそのテーマに驚いた。さらに第一線でグイグイと!10位村上春樹は、こういう物語を紡ぐことができるのは彼だけ!とてもとてもおもしろく読んだ。以上、ベスト10でした。

 

 さて、次は「今年読んだけれど、今年刊行ではない本のトップ5」です。分けてる意味があるのかないのかよくわかりませんが、とりあえず例年2つに分けて発表しています。

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【映像化】ドラマ「コウノドリ」最終回-「オランダへようこそ」障がいのある子を育てるのってどんな感じ?

http://www.jdss.or.jp/tane2017/JDS2017-tane.pdf_page_16_protected.pdf

こちらで見られます。 

http://www.jdss.or.jp/tane2017/JDS2017-tane.pdf_page_16_protected.pdf

 

 いつもドラマは録画して見る。「コウノドリ」の最終回も昨日見た。このドラマはファーストシーズンを見逃しているのだけど、2を見て本当によかった。子供がいない僕ら夫婦には知らないことだらけで、学ぶことも多かった。お母さんやお父さんの役者は知らない人が多かったのだけど、それぞれみんな好演で心に残った。

 

 最終回の前の回は「出生前診断」がテーマで、診断を受けた高山さんは「21トリソミー陽性」という結果だった。生まれる赤ちゃんがダウン症の可能性が高いのだ。悩むお母さんとお父さん。この話は最終回まで引き継がれる。決意をしたものの不安でいっぱいのお母さんに大森南朋さん演じる今橋がある詩を紹介する。それがリンクしたエミリー・パール・キングズレイさんの「オランダへようこそ」という詩。「障がいのある子を育てるのってどんな感じ?」というフレーズが冒頭にある。これを高山さんは自分と夫の両親の前で朗読するのだ。この詩、僕は知らなかったし、原作コミックにあるのかも分からないのだが、すごくすごくよかった。

 

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【絵本】MOE絵本屋さん大賞2017、1位はまたまたあの人!!

 今年で第10回を迎える「MOE絵本屋さん大賞」、大賞はこれです!!

 

 おぉぉぉ、ヨシタケシンスケさん、3連覇です。しかもこれ、僕は大プッシュしたのですが発売当初は他のヨシタケ本と比べてそんなに盛り上がらなかったんですよ。この名作が評価されてすごくうれしいです。みなさんもぜひぜひ読んでみてください。僕の感想も載せておきますね。

 

2位以下は次の通りです。

 

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