また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【追悼】糸井さんちのブイヨンさんが新しいボール遊びの場所に旅立ちました!

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 そうかそうかそうか、ブイヨンさん…。ニコ、サンコ、ヨンコ、3姉妹のニコねえさんだったブイヨンさん、一度飼うのを諦めて糸井さんが涙流しちゃったブイヨンさん、ヤンチャ過ぎてカナコさんが散歩で謝ってばっかりだったブイヨンさん、屋上でのボール投げが大好きだったブイヨンさん、テレビが好きで糸井さんと並んでジ〜ッと見ていたブイヨンさん、立ち耳ですご〜くすごくカッコよかったブイヨンさん。ブイちゃん!あの屋上から得意のジャンプでピョーンと跳ねて、新しいボール遊びの場所を見つけたんだね。そこでいっぱい遊んでね。昔のようにビュンビュンビュンと駆け回ってね!

 

 我が家がジャック・ラッセル・テリアを飼うことにしたのは、「ほぼ日」で連載されていたイワサキユキオさんの「Say Hallo! あのこによろしく。」を読んで、こりゃもう犬を飼うならジャックでしょ、と即決したから。「Say Hallo!」は3姉妹が生まれて、凛々しさも出てくる数カ月後までのお母さんルーシーと子供たちの物語。本にもなりました。そして、糸井家に来てからの物語、これも「ほぼ日」の「気まぐれカメラ」という連載をまとめた「ブイヨンの気持ち。」「ブイヨンの日々。」も大好きでした。ひなた!ほら、よく話していたブイちゃんが逝っちゃったよ。悲しいね、寂しいね。本当にありがとね!!!(写真下のフィギュアは「ほぼ日」で昔買ったもの)

 

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【映像化】こうの史代「この世界の片隅に」、今夏連続ドラマ化!!!

 おぉぉぉ、というニュースが。今日発売の「漫画アクション」に告知が載っているようですが、アニメで大ヒットしたこうの史代「この世界の片隅に」、この夏の連続ドラマ化が決まったそうです。で、今のところ情報はこれだけ。連続ドラマといってもNHKなのか民放なのか。何より注目は主演は誰なのか???のんなのか、のんなのか、のんさんなのか。

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2018.3/4週)

 さて、出た本。2月に本の雑誌社から出た「絶景本棚」が気になる、気になる!というかこれは「本の雑誌」の巻頭で毎号紹介されている著名人の本棚写真をまとめたもの。僕も毎号楽しみにしている。いやぁ〜〜〜〜人の本棚を見るのって楽しいよなぁ。しかも、紹介されてる34人は一癖も二癖もありそうな人ばかり。たまりません!

 

【登場一覧】松原隆一郎 京極夏彦 荻原魚雷 渡辺武信 成毛眞 今尾恵介 幅允孝 根岸哲也 喜国雅彦 日下三蔵 永嶋俊一郎 祖父江慎 細谷正充 宮田珠己 中野善夫 名久井直子 境田稔信 吉田豪 藤脇邦夫 北原尚彦 春日武彦 松村幹彦 勝峰富雄 加藤文 都築響一 日暮雅通 鏡明 新井素子 嶋浩一郎 川出正樹 西田薫 近藤隆 鳥海修 森英俊

 

 出る本。レイモンド・チャンドラー著、村上春樹訳の「フィリップ・マーロウの教える生き方」(3/20)が出ます。フィリップ・マーロウは言うまでもありませんが、「大いなる眠り」「さらば愛しき女よ」「長いお別れ」などチャンドラーが生み出したハードボイルド小説の探偵です。映画ではいろいろな人が演じていますが、僕はロバート・ミッチャムのが好き。あまりカッコよくは生きられない今の世の中ですが、この本でも読んで勉強しよう。コピーにも活かせるかもしれない。

 

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【広告コンペ】3月9日金曜日、宣伝会議賞の贈賞式に行ってきました

 さてさて、降って湧いたような今回の受賞、もちろん嬉しいのですが、贈賞式の動画を見てみたら、自分の姿がすご〜く恥ずかしかった。穴があったので入って見たけれど、それでも恥ずかしい。

 

 と言いながら、YouTubeのリンクを載せちゃうあんたは何者だ?え〜っと、贈賞式の模様はライブだけではなくちゃんと残っていて、ここで全部見ることができます。1時間8分ぐらい。

 

  

 

 僕はですね、協賛企業賞のパナソニックと三菱電機のところに出てきますので、時間がある人は探して見てください。受賞コピーもそこで分かります(発売中の雑誌「宣伝会議」4月号にもコメント付きで載っています)。自慢じゃないですが、協賛企業賞、ファイナリスト合わせても、ぶっちぎりの最年長でした。歩行器につかまって出てきます(うそ)。

 

 いずれにしても、この贈賞式とその後のパーティ、とにかく盛大でビックリしました。36年前は銀座の三笠会館の一室だったのですが、今回は虎ノ門ヒルズフォーラム!なんとかヒルズ、というだけで緊張しますよね(しないか)。しかも、僕は先天的に耳が悪いので、段取りとかタイミングとかいろいろ心配で、けっこう前から落ち着きませんでした。まぁ、すべての心配は杞憂に終わったのですが。

 

 贈賞式の様子、全部見てもらえたら嬉しいです。中高生部門があって、協賛企業賞受賞者が紹介され、最後にファイナリスト(今回は22本)のコピーが発表されます。46万点以上の応募コピーから選ばれた22点って!もう奇跡に近いです。見てみましょう!見てみましょう!見てみましょう!

 

 宣伝会議賞は、プロでもアマチュアでも参加できる広告コピーの賞です。今回も大学教授の方、卒業間近の大学生、デザイナー、広告関係だけれどコピーは書いてない人などなど、いろいろな人に会うことができて、僕はそれが一番嬉しかったです。みんなコピーに対して熱い想いを持ってるんだよなぁ。というわけで、そろそろ正気に戻らないと。浮かれてばかりはいられない。で、来年も行くぞ。たぶん。

 

*応募された皆様向け情報ーシルバーを取ったMさんによると、ファイナリストの連絡は電話で2月21日の夜だったそうです。

 

◯受賞発表のブログはこちら 

 ◯受賞作品一覧はこちら


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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2018.3/3週)

 すみませ〜ん。先週の金曜日に宣伝会議賞の贈賞式に行ったら、その後、正気を失ってしまいブログの更新ができませんでした。だいじょぶか?(ワカラン)。で、まぁ、書きやすいいつもの「これ」から再開しますね。またまたどうぞよろしく!!!

 

 さて、出た本。小池真理子「死の島」出てました。彼女には吉川英治文学賞を受賞した「沈黙のひと」という傑作小説があるのですが、「死の島」は、生と老いを描いた「沈黙のひと」と連なる内容の物語のような気がします。腎臓癌で余命いくばくもない男が主人公。プライドが高く理性的な彼が、自分らしい死を選び取るまでの物語、となると読まないわけにはいかない。小池真理子、巧いんだよなぁ。

 

◯小池真理子「沈黙のひと」の書評はこちら

 

 

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【文学賞】第8回Twitter文学賞、決まりました。国内部門1位は加藤シゲアキ「チュベローズで待ってる AGE22」

 日曜日に発表されたのですが、なんだかいろいろとあったようで(なかったのかもしれないのだけど)ブログに書くことを控えていました。でも、ま、個人的には「いいかな」って感じになったので、例年同様、掲載することにします。

 

 国内部門は加藤シゲアキさん「チュベローズで待ってる AGE22」、が1位に選ばれました。パチパチパチ!加藤シゲアキ、読んでない。「AGE22」に続く「チュベローズで待ってる AGE32」もあるのか。おもしろいのかなぁ?

 

 2位佐藤亜紀「スウィングしなけりゃ意味がない」、3位松浦理英子「最愛の子ども」と続きます。あ、僕が投票した川上弘美「森へ行きましょう」は3票を獲得して15位でした。え〜〜〜〜っ、もっと上に行くと思ったのに。しくしく。

 

 海外部門は、コルソン・ホワイトヘッド「地下鉄道」です。パチパチパチ!アマゾンでの紹介はこんな感じ。

 

ピュリッツァー賞、全米図書賞、アーサー・C・クラーク賞、カーネギー・メダル・フォー・フィクション受賞。
19世紀初頭のアメリカ。南部のジョージア州にある農園での奴隷少女コーラは、ある日、自由な北部を目指して農園から逃亡することを決める。轟々たる音を立てて暗い地下を走る鉄道、〈地下鉄道〉に乗って――。しかし彼女の後を、悪名高い奴隷狩り人リッジウェイが追っていた。

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2018.3/2週)

 出た雑誌。「BRUTUS」の最新号の特集は「東京らしさ」。「みんなで考える、東京の今とこれから」というサブタイトルが付いている。五輪に向かってさらに変貌をとげる巨大シティ・東京。Amazonの紹介をみると読みたい記事がたくさんあるぞ。

 

 出る本、「スイート・ホーム」(3/8)はアート小説じゃない方の原田マハ。小さな洋菓子店を舞台にした連作短篇集らしい。連作短篇ってなんだかいいよなぁ。ううむ。

 

 あとは文庫化が3冊。宮部みゆき×半藤一利「昭和史の10大事件」(3/9)が文庫に。Amazonの紹介文はこちら。

 

昭和史の大家と天才小説家は下町の高校の同窓生!二・二六事件から宮崎勤事件、日本初のヌードショーまで硬軟とりまぜた傑作対談。

 

 

  あぁ、ビックリした。同級生じゃなくて「同窓生」かぁ。そうだよなぁ。しかし、この2人の歴史をめぐる対談はおもしろそう。

 

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