また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【広告コンペ】宣伝会議から協賛企業賞のパネルが届きました

 というわけで、冷やす前からクールな犬と限界なんかに挑戦しない犬です(同じじゃないかっ!)。どうぞよろしく!あ、名前はひなた、女の子、11歳です。

 

 こちらは三菱電機のスタイリッシュなエアコン「霧ヶ峰Style FLシリーズ」の課題で選ばれたコピー。

 

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◯商品のホームページはこちら

 

 

 こちらはパナソニックの電動アシストMTB「XM1」の課題で選ばれたコピー。

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【BOOK NEWS】 雑誌「新潮」5月号掲載、村田沙耶香「地球星人」はどうだっっっっっ!

 さてさて話題作登場!「コンビニ人間」の村田沙耶香が放つ新作は「地球星人」380枚!!雑誌「新潮」のメールから紹介文を引用してみますね。

 

なにがあってもいきのびること。恋人と誓い、魔法少女は世界=人間工場と対峙する。ベストセラー『コンビニ人間』を超える衝撃作!

 

 村田沙耶香氏は二〇〇三年のデビュー以来、家族・学校・社会に適合できない人間を描き続けてきた。とりわけ、女性が強いられる恋愛・婚姻・出産という〈成熟〉への抵抗は、ディストピア的想像力が炸裂した「殺人出産」「消滅世界」によって、あるいは、現代人の原風景というべきコンビニを舞台にした芥川賞受賞作「コンビニ人間」によって、研ぎ澄まされてきた。
「地球星人」(三八〇枚)は、村田氏が作家性のすべてを注ぎ込んだ総決算というべき長篇小説だ。主人公の奈月は幼少期に「魔法少女として地球を守っている」という思いに取り憑かれた。だが、それは無邪気な夢想ではなく、家族にも学校にも適合できない彼女が「なにがあってもいきのびる」ための原理だったのだ。この原理を密かに抱えたまま成人した奈月を、あの〈成熟〉への強制が襲う。どうしても〈地球星人〉にはなれない奈月のサバイバルに、そして書き手のリスクを恐れぬ挑戦に、読者は度肝を抜かれるだろう。

 

 うううむ、文芸誌はなるべく買いたくない私だけど。これは…。

 

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【ドラマ】さてさて、2018春ドラマはいったい何をみる???

 春ドラ、そろそろ始まりますね。まずは、月曜からスタートした朝ドラ。まぁまぁだった「わろてんか」に続いての「半分、青い。」。北川悦吏子の持ち込み脚本が話題になりましたが、スタートは意外といい感じ。主人公鈴愛(すずめ)の子供時代を演じる矢崎由紗ちゃんがいいなぁ。永野芽郁にも期待!

 

月〜土8.00他 半分、青い。 4/2~


  連ドラ期待は2本!1つはフジ系「コンフィデンスマンJP」、脚本が「リーガル・ハイ」「デート」などの古沢良太、出演は長澤まさみ、東出昌大、小日向文世ほか。信用詐欺、取り込み詐欺など騙し騙され二転三転するコンゲームをテーマにしたコメディ。これはおもしろそう。もう1本は二宮和也主演、竹内涼真、葵(わろてんか)わかな、市川猿之助ほかが出演のTBS系「ブラックペアン」。原作は「チーム・バチスタの栄光」などの海堂尊。ドラマ過多の医療ものだけど、これは見たい!スタートが22日というのはちょっと遅いなぁ。

 

月21 コンフィデンスマンJP 4/9~

日21 ブラックペアン 4/22~

 

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【写真集/感想】小澤千一郎:作 中田健司:写真「HELLO PANDA」ーこんなパンダフルな写真集、見たことないっ!

HELLO PANDA

 

 パンダっておもしろい。シャンシャンのライブをよく見てるけれど、おとーさん、おかーさんは竹を選り好みし好みじゃないのはポイと捨てちゃうし、まぁまぁ驚くほどよく寝てるし、おとーさんは何を思ったか時どき高い木にドドドッと登って降りてこないし、シャンシャン のおてんばぶりは驚天動地だし。全然見飽きない。

 

 さてこちら、上野じゃない、和歌山・南紀白浜にあるアドベンチャーワールドのパンダたちの写真集だ。南紀白浜は紀伊半島の南西部に位置するリゾート地だが、ここには現在なんと5頭ものパンダがいる。お父さんパンダの永明(えいめい)、お母さんパンダの良浜(らうひん)、そして、桜浜(おうひん)、桃浜(とうひん)の双子の姉妹、さらに末っ子の女の子結浜(ゆいひん)。すごい!ちなみにアドベンチャーワールドで生まれたパンダには必ず「浜」がついていて、浜家ファミリーと呼ばれている。

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2018.4/1週)

 さて、出る本。窪美澄「じっと手を見る」(4/5)に注目!窪さんはこのところ試行錯誤を繰り返していたような気がする。その試みは必ずこれからの小説に活かされるはずだ。この新作への期待感も強い。Amazonの紹介文を引用しておきます。

 

大切な人を、帰るべき場所を、私たちはいつも見失う――。読むほどに打ちのめされる! 忘れられない恋愛小説

富士山を望む町で介護士として働く日奈と海斗。老人の世話をし、ショッピングモールだけが息抜きの日奈の生活に、ある時、東京に住む宮澤が庭の草を刈りに、通ってくるようになる。生まれ育った町以外に思いを馳せるようになる日奈。一方、海斗は、日奈への思いを断ち切れぬまま、同僚と関係を深め、家族を支えるためにこの町に縛りつけられるが……。

 

これぞ窪美澄という小説がぜひぜひ読みたいぞ!!!!!

 

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【書評】遠田潤子「オブリヴィオン」-一人の男の再生の物語。しかし、それは簡単には完結しない

 「本の雑誌」の昨年12月号で北上次郎氏が激賞していたので、これは読まなければと思っていたら、な、なんと「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」の第1位に選ばれてビックリ!急いで手に取った。僕にとってはこれが初めての遠田潤子だ。

 

 物語は「塀の外で俺を待っていたのは二人の兄だった」という印象的なフレーズで始まる。主人公の吉川森二の出所を待ちかまえていたのは、実兄の光一、そしてもう一人は4年前まで義兄だった長嶺圭介だ。森二は自らの妻で圭介の妹だった唯を殺し、出所したところなのだ。二人の兄はどういう仲なのか言葉も交わさない。そして、森二はどちらにも付いて行かない。なんだか胸騒ぎがする始まりだ。

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2018.3/5週)

 う〜ん、4月になるとちょっと楽しみな新刊もあるのだけど、今週はあまり気になる本がないなぁ。というわけで、出た本1冊だけ。「宮部みゆきの江戸怪談散歩」、文庫になりました。っていうかこれ2013年に新人物文庫で文庫化されているのですが、今回は角川文庫から。まぁ、こういうことは時々ありますね。業界事情はよく分からないけれど。内容的に注目したいのは「三島屋変調百物語シリーズ」の最新インタビューがプラスされていること。

 

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