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【書評】ジェフリー・ディーヴァー「ソウル・コレクター」-IT最先端の犯罪を体感する!!

ミステリー通ではない僕にとってジェフリー・ディーヴァーとの出会いは去年。あまりに遅いがまだまだ読む小説があるというのは幸せ!!

 

まったく無関係の人間を犯人にでっちあげる??

「データというのはおもしろいものだ。人は何の疑いもなくデータを信用する」というフレーズが後半に登場する。当たり前のことを当たり前に言ってるだけだが、この物語を読み進めてこのフレーズにいきあたるとその意味はすごく重い。そのデータが正しければ問題ないが誰かに改ざんされたものだとしたら…。たとえばまったく無関係の人を殺人犯に仕立て上げるためにデータを利用したとしたら…。

 

ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズ最新作「ソウル・コレクター」。いつもほどにドンデン返しはないのだけど、今回はまさにコンピュータ時代の犯罪をテーマにしていてググっと引き込まれる。もう読み出したら止まりません。

 

科学捜査の天才ライム、彼のいとこアーサーが殺人の罪で逮捕される。それが発端。調べるうちにあまりに証拠が揃い過ぎ、タイミングよく通報が入ってることにライムは疑問を抱く。もちろんアーサーには身に覚えがない。ありとあらゆるデータを採掘(マイン)し分析・販売するデータマイナーという種類の情報サービス会社の存在…、真犯人はいったい何をどうしたのか。ライムと犯人との頭脳戦は、まさに息をのむおもしろさ!そしてこの話、あまりに恐ろしい。

 

○「ソウル・コレクター」は2012年10月に文春文庫で文庫化されました

 

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