先日亡くなった作家の赤江瀑さん。僕は初期の作品はすごく好きでよく読んでました。歌舞伎や能、刀剣や刺青などをテーマにした話は当時の僕には大変物珍しく、かなりのめり込んで読んでいた記憶があります。
デビュー作「ニジンスキーの手」で小説現代新人賞、「オイディプスの刃」では角川小説賞を受賞。直木賞の候補にもなっています。耽美的っていうのかなぁ、スタイリッシュでなかなかかっこいい小説でした。さすがに最近は読んでなかったのだけど、なんだか寂しいなぁ。
それにしても朝日の訃報は普通の人々?と同じ扱い。気がつかなかった人も多かったのではないでしょうか。一世を風靡した作家の訃報としてはどうなのかなぁ…ううむ。
赤江瀑名作選 (学研M文庫) 赤江 瀑 ![]() |
オイディプスの刃 (ハルキ文庫) 赤江 瀑 ![]() |
ニジンスキーの手 (ハルキ文庫) 赤江 瀑 ![]() |
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