出る本、高瀬隼子「うるさいこの音の全部」(10/10)出ます。まだ書評はあげていませんが彼女の「いい子のあくび」を読んでやっぱりこの人、おもしろい!と思い注目しています。さて、今回のテーマは?アマゾンの紹介文を。
嘘だけど嘘じゃない、作家デビューの舞台裏!
「おいしいごはんが食べられますように」で芥川賞を受賞した高瀬隼子さんが挑む新たなテーマはなんと「作家デビュー」。
ゲームセンターで働く長井朝陽の日常は、「早見有日」のペンネームで書いた小説が文学賞を受賞し出版されてから軋みはじめる。兼業作家であることが職場にバレて周囲の朝陽への接し方が微妙に変化し、それとともに執筆中の小説と現実の境界があいまいになっていき……職場や友人関係における繊細な心の動きを描く筆致がさえわたるサスペンスフルな表題作に、早見有日が芥川賞を受賞してからの顛末を描く「明日、ここは静か」を併録。
帯に「芥川賞作家が生々しく描く作家デビューの舞台裏!」ってありますが、なんかいろいろおもしろそう。ちょっと楽しみ!
さらに、文庫化が2冊。山本文緒さん「ばにらさま」(10/11)文春文庫から出ます。亡くなった彼女の最後の短編集。まさにここには山本文緒という作家がいる、と強く感じる6つの物語。僕の書評をぜひ!
一穂ミチ「スモールワールズ 」は講談社文庫から。直木賞候補にもなり、吉川英治文学新人賞を受賞した短編集です。BL小説界で活躍してきた彼女の一般文芸書としては初の単行本。いやいやいや、これは恐ろしいですよ。これはぜひ読んでもらいたいなぁ。僕の書評を!