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【文学賞】2022年本屋大賞(第19回)は、逢坂冬馬さん「同志少女よ、敵を撃て」に決定!最終順位も発表されました

本屋大賞 逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て 」

 

 決まりました!今年の本屋大賞は逢坂冬馬さんの「同志少女よ、敵を撃て」。おぉ!デビュー作でアガサ・クリスティ賞受賞作!有力候補の一つでしたが、なんとソ連の女性狙撃手の話ということで、今回のロシアのウクライナ侵攻が選考に影響するのかどうなのかと、思っていました。でも、よかった、よかった。パチパチパチ!これ、持ってる。持ってるけど読んでない。うううむ。とりあえずアマゾンの紹介文を!

 

キノベス! 2022 第1位、2022年本屋大賞ノミネート、第166回直木賞候補作、第9回高校生直木賞候補作
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌で続々紹介!
史上初、選考委員全員が5点満点をつけた、第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作

アクションの緊度、迫力、構成のうまさは只事ではない。
とても新人の作品とは思えない完成度に感服。──北上次郎(書評家)

これは武勇伝ではない。
狙撃兵となった少女が何かを喪い、
何かを得る物語である。
──桐野夏生(作家)

復讐心に始まった物語は、隊員同士のシスターフッドも描きつつ壮大な展開を見せる。胸アツ。──鴻巣友季子(翻訳家)

多くの人に読んで欲しい! ではなく、
多くの人が目撃することになる
間違いなしの傑作!
──小島秀夫(ゲームクリエイター)

文句なしの5点満点、
アガサ・クリスティー賞の名にふさわしい傑作。──法月綸太郎(作家)


独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは?

 

◯2位以下の順位は次の通りでした!

 

2位青山美智子「赤と青とエスキース」

3位一穂ミチ「スモールワールズ」

4位朝井リョウ「正欲」

5位浅倉秋成「六人の嘘つきな大学生」

6位西加奈子「夜が明ける」

7位小田雅久仁「残月記」

8位知念実希人「硝子の塔の殺人」

9位米澤穂信「黒牢城」

10位町田そのこ 「星を掬う」

 

 僕が推していた朝井リョウさんの「正欲」は4位と大健闘!まぁ個人的には大賞でいいのですが。これは本当にスゴイですよ。興味がある人は僕の書評を。

 

 一足早く発表された発掘部門は吉村昭さんの「破船」に決まりました。推薦者のコメントなどはこちらから。

 

 

 翻訳小説部門はソン・ウォンピョンさん「三十の反撃」に。「アーモンド」に次いで2度目の受賞になります。

◯本屋大賞のホームページはこちら!

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