また、本の話をしてる

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2018.5/5-6/1週)

 さて、出た雑誌。「芸術新潮」の最新号、特集は「原田マハの、泣ける印象派物語」、アート小説では定評のある原田さんがモネ、マネ、セザンヌ、ゴッホなど7人の画家たちの物語を書き下ろしている。さらに彼女のノルマンディー紀行なども。ちょっと長いけどアマゾンの紹介を引用してみましょう。ううむ、これはぜひ読みたいぞ。

 

◆特集◆
原田マハの、泣ける!印象派物語

貧困、世評、病気……「印象派」誕生の背景には闘いのドラマがあった。
史実をもとに、アート小説の名手が画家たちの物語をオール書き下ろし!

【序】
美しき愚か者たち 文・原田マハ

【第1部 愚か者たちのセブン・ストーリーズ】文・原田マハ
◎モネの物語「何もなかったように モネがまだモネではなかった時代」
◎ベルト・モリゾとマネの物語「このバルコニーから 女流画家の愛と闘い」
◎メアリー・カサットとドガの物語「永遠の一瞬 波乱の時代を超えて」
◎ルノワールの物語「まぶしい季節 手と絵筆の絆」
◎カイユボットの物語「通り雨、天気雨、友へのまなざし」
◎セザンヌの物語「無言のふたり 絵描きとその妻 愛すべき不美人画」
◎ゴッホの物語「星になった画家 フィンセントとテオ 絵画に生きたふたりのゴッホ」

【第2部 ノルマンディー紀行】
マハさんと一緒にセーヌを下り、
モネ・アトラスを旅する

【マンガ 印象派の歴史】
◎やつらの「印象派」前夜
◎「印象派展」全8回のすったもんだ
◎宴の後のそれぞれの道

【展評日本語訳】
「印象派」を生んだ新聞展評はこれだ!
1874年4月25日「シャリヴァリ」紙の「印象派たちの展覧会」全文

 

  出る本。カンヌ最高賞に輝いた是枝監督の「万引き家族」(5/28)、監督自らが小説化したものが出ます。映画も楽しみですが、こちらも興味あり。あっ、題字と絵、挿絵はミロコマチコさんだ。映画は6月8日公開!

 

◯映画のホームページはこちら

 

 

 川上弘美「猫を拾いに」(5/29)が文庫に。エッセイではなくて全21篇の短編集。川上さんの短編はいろいろ仕掛けがあって楽しいからなぁ。表紙がかわいい。

 

 先日の「“こどもの本”総選挙」で1位になった「ざんねんないきもの事典」、続々巻が出ます。「続々ざんねんないきもの事典」(5/29)、続刊もヒットしたしこれもまた売れるんだろうなぁ。このブログには書いていませんが、僕は両方とも読んでいます。苦言を呈するならば、紹介文がちょっと雑な感じがするなぁ。

 

 最後は原田宗典「〆太よ」(5/31)、出ます。今の人には原田マハさんのお兄さんと言った方がいいのかなぁ。ちょっとジャンキーではありますが、この人の書くものはエッセイも小説もおもしろい。純粋な盲目の青年〆太と「おれ」の物語。期待っ!

 

◯これまでの「出る本、出た本」はこちらから


2018.5.27 日大アメフト問題にしろ、加計学園問題にしろ、白々しいウソが平気でまかり通る時代。そのうち天罰が!椎名誠「家族のあしあと」がもう少し。

 

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