三島由紀夫賞◯大田ステファニー歓人「みどりいせき」
山本周五郎賞◯青崎有吾「地雷グリコ」
◯大田さん「みどりいせき」、アマゾンの紹介文はこちら!
【第47回すばる文学賞受賞作】
【選考委員激賞!】
私の中にある「小説」のイメージや定義を覆してくれた──金原ひとみさん
この青春小説の主役は、語り手でも登場人物でもなく生成されるバイブスそのもの──川上未映子さん
(選評より)
このままじゃ不登校んなるなぁと思いながら、僕は小学生の時にバッテリーを組んでた一個下の春と再会した。
そしたら一瞬にして、僕は怪しい闇バイトに巻き込まれ始めた……。
でも、見たり聞いたりした世界が全てじゃなくって、その裏には、というか普通の人が合わせるピントの外側にはまったく知らない世界がぼやけて広がってた──。
圧倒的中毒性! 超ド級のデビュー作!
ティーンたちの連帯と、不条理な世の中への抵抗を描く。
気になってたのはこのすばる文学受賞の時の金原ひとみさん、川上未映子さんの選評があったからです。2人がこう言うのだったら間違いない!受賞者記者会見もよかったぞ。
◯すばる文学賞、受賞時のインタビューはこちら!
山本賞の青崎有吾さん「地雷グリコ」、アマゾンの紹介文を。
ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。
これは本格頭脳バトル小説という謳い文句が気になります。女子高生が風変わりなゲームに挑戦する連作小説ですね。なんかこのゲームがおもしろい。下のインタビュー、ぜひ読んでみてください。青崎さん、写真ではクールな感じだったけど、うむ、会見ではそうでもなかった。
◯青崎有吾さん「地雷グリコ」のインタビューはこちら!
【三島賞他の候補作】
◯久栖博季「ウミガメを砕く」「新潮」2023年6月号掲載
◯鈴木涼美「YUKARI」
◯間宮改衣「ここはすべての夜明けまえ」
【山本賞他の候補作】
◯小田雅久仁「禍」
◯寺地はるな「こまどりたちが歌うなら」
◯葉真中顕「鼓動」
◯これまでの三島賞・山本賞関連記事はこちら!
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