岡崎京子の展覧会など好企画が目立つ世田谷文学館。25日の土曜日から開館20周年記念の企画展「植草甚一スクラップ・ブック」が始まった。昭和51年から55年にかけて晶文社から出ていた全集のタイトルがそのまま展覧会名になっているが、全41巻のこの全集、僕も全部ではないがけっこう持っている。
映画、外国文学、音楽、そして、カウンター・カルチャーや様々な雑学がおもしろくてこだわってしかるべきものだ、ということを教えてくれたのがJ・J氏(そう呼ばれていた)だった。僕も片岡義男と共にこの人に影響を受けた。というわけで、この展覧会は見たいぞ。たぶん、今の若者世代にも彼のライフスタイルや生き方、感じ方は、共感できるものだと思う。7月初めまでなので、ぜひぜひ。
「植草甚一スクラップ・ブック」は古書店でも時々見かけるが、ちくま文庫からは元本の一部が文庫化されている。それにしても、植草さんの本はタイトルがいいんだよなぁ。っていうか、出た当時は、あぁこういうタイトルありなんだ、とかなりショックを受けました。
◯展覧会「植草甚一スクラップ・ブック」のサイトはこちら。
※岡崎京子展の時に世田谷美術館と間違えた人がけっこういたみたい
です。世田谷文学館は京王線芦花公園駅から歩いて5分。
◯本の方jはこんな感じです
雨降りだからミステリーでも勉強しよう (ちくま文庫) 植草 甚一 |
ぼくは散歩と雑学がすき (ちくま文庫) 植草 甚一 |
いつも夢中になったり飽きてしまったり (ちくま文庫) 植草 甚一 |
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