ちょっと書くのが遅れましたが2024年下半期の芥川賞、直木賞候補作が発表になりました。どちらも5作。まずは芥川賞の全候補作を!
【芥川賞候補】
◯安堂ホセ「DTOPIA」
◯鈴木結生「ゲーテはすべてを言った」
◯竹中優子「ダンス」
◯永方佑樹「字滑り」(文學界十月号)
◯乗代雄介「二十四五」
芥川賞、 安堂ホセさんは3度目、乗代雄介さんは5度目の候補ですが、他の方は初の候補入りです。安堂さんだけだなぁ、読んだことがあるのは。「DTOPIA」はすでに発売されていて、鈴木結生さん「ゲーテはすべてを言った」と竹中優子さん「ダンス」、乗代さんの「二十四五」は1月発売が決まっています。永方佑樹さん「字滑り」は発売日未定です。
アマゾンの紹介文を読んで気になったのは安堂さんの「DTOPIA」、ボラ・ボラ島を舞台に描かれる恋愛リアリティショーの話。竹中優子さんの「ダンス」は新潮新人賞受賞作。職場の三角関係の話らしい。彼女、短歌や詩の人なんですね。表紙もいいな。
選考委員は小川洋子・奥泉光・川上弘美・川上未映子・島田雅彦・平野啓一郎・松浦寿輝・山田詠美・吉田修一。
【直木賞候補】
◯朝倉かすみ「よむよむかたる」
◯伊与原新「藍を継ぐ海」
◯荻堂顕「飽くなき地景」
◯木下昌輝「秘色の契り 阿波宝暦明和の変顛末譚」
◯月村了衛「虚の伽藍」
こちらもアマゾンの紹介文を読んでみましたが、興味を持ったのが朝倉さんの「よむよむかたる」。平均年齢85歳の超高齢読書サークルの話。気になる!伊与原新さんはあの「宙わたる教室」の方。「藍を継ぐ海」は科学をテーマにした短編集ですがこれはなんだかよさそうだなぁ。
選考委員は、浅田次郎・角田光代・京極夏彦・桐野夏生・髙村薫・辻村深月・林真理子・三浦しをん・宮部みゆきの各氏。
まぁ個人的に気になるのは各々2冊ですが、他のもおもしろそう。さて、どの作品が選ばれるのか?選考会は1月15日開催です。
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