さて、出た本。ちくま文庫の「フラナリー・オコナー全短篇 上・下」が復刊されています。もうすぐ公開されるオスカー有力候補の映画「スリー・ビルボード」を読み解く鍵になる代表作「善人はなかなかいない」が上巻に収録されています。映画と本との関係については下のリンク(TBSラジオ「たまむすび」からの収録)「町山智浩『スリー・ビルボード』を語る」を読んでもらうとわかります。フラナリー・オコナーのことが出てくるのは最後の方ですが、町山さんのこの話すごくおもしろいのでぜひぜひ。本も読みたくなりますよ。
出た本、もう1冊。齋藤圭吾「針と溝 stylus & groove」出ています。これ、レコードの針と溝の写真集なんです。針はともかく溝を接写レンズで撮る、って一体なんなんですかね。誰が買うんでしょ?しかも、これ「本の雑誌社」から出てるんです。うううむ、気になる!詳細はこちら。
というわけで、ディープな出た本2冊に続いては、ソフトな出る本を1冊。石田ゆり子「Lily-日々のカケラ」(1/30)出ます。え〜僕、石田さんの文章の大ファンです。この人は本当に巧い!巧いというかすごく魅力的な文章を書くんですよ。僕も一応、書く仕事をしているけれど、平易な文章でとてもじゃないけれどああいう風には書けないなぁ。愛犬との日々を綴った「ほぼ日」の連載はこちらで読めます。
この連載をまとめた「はなちゃんの夏休み。」の感想はこちら。本、今は中古ですごく高くなっちゃってますね。
彼女は今、インスタもやっていますがこれ(yuriyuri1003)もまた楽しいです。あ、新しいエッセイ集の話でした。これ!
21編のエッセイとロングインタビュー、硬軟とりまぜた103のQ&A、そして同居猫ハニオとタビの成長日記などなど、これもぜひぜひ読みたいなぁ。
○これまでの「出る本、出た本」はこちらから
2018.1.28 ちょっと雪疲れと寒さ疲れ。来月初め、東京、また雪の可能性も。やめて!読書は町田そのこ「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」がそろそろ終わり。
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