ううむ、柴田さん訳の「ガリバー旅行記」、気になるぞ。朝日新聞の告知をまずは一部引用してみます。
「ガリバー旅行記」はアイルランド生まれの作家・ジャーナリストのジョナサン・スウィフト(1667~1745)が著した冒険小説。社会風刺や異文化との出会いといった現代的なテーマを内包し、子どもから大人まで広く知られた名作を現代的な読みやすい訳でよみがえらせます。
スウィフトの「ガリバー旅行記」、多くの人が絵本などで読んだことがあると思うのですが、原作をちゃんと読んだ人は少ないかも。これ元々のタイトルは「船医から始まり後に複数の船の船長となったレミュエル・ガリヴァーによる、世界の諸僻地への旅行記四篇」 (Travels into Several Remote Nations of the World, in Four Parts. By Lemuel Gulliver, First a Surgeon, and then a Captain of Several Ships)って感じなのです。けっこう風刺の効いた話だと聞いてます。
というわけで、柴田さんがこの話をどう訳すのか興味があるところ。Twitterではこんなツイートを。6月12日から毎週金曜日の掲載になります。平松麻さん、素晴らしい!挿絵も楽しみ!
柴田元幸です。6月12日から毎週金曜、朝日新聞夕刊に『ガリバー旅行記』新訳を連載します。スウィフト研究の第一人者、原田範行さんに監修してもらい、挿絵を平松麻さんが描いてくれます。第一回の挿絵、まだお見せできませんが最高です。まずは平松さんの無声映画をどうぞ: https://www.youtube.com/watch?v=yTB_HB2yYJc
— MONKEY (@monkey_info1) May 19, 2020
◯柴田さんと村上春樹さんの翻訳話2冊、おもしろいです!
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