出る本。俳人で文芸評論家、エッセイストでもある千野帽子の新作「物語は人生を救うのか」(5/7)出ます。ちくまプリマー新書から。これ前に同じ新書で出た「人はなぜ物語を求めるのか」の続編です。千野さんのブログからちょっと引用。
これ自己啓発本なんですけど、ダメ人間の著者が、自分がついつい忘れがちな大事なことを「自分が忘れないように」書いたという意味で、世界初の「自分啓発本」なんですよ。
ううむ、気になる。
そして、村上春樹・柴田元幸「本当の翻訳の話をしよう」(5/9)も出ます。雑誌「MONKEY」などに掲載された対談をまとめたもの。小説と翻訳について2人が熱く語っています。下がその内容。いやぁ、これは買いだなぁ。
【CONTENTS】
帰れ、あの翻訳(村上+柴田)
翻訳の不思議(村上+柴田)
日本翻訳史 明治篇(柴田)
小説に大事なのは礼儀正しさ(村上+柴田)
短篇小説のつくり方(村上+柴田)
共同体から受け継ぐナラティブ——『チャイナ・メン』(村上+柴田)
饒舌と自虐の極北へ——『素晴らしいアメリカ野球』(村上+柴田)
翻訳講座 本当の翻訳の話をしよう(村上+柴田)
「アライバル」「遠い町から来た話」「エリック」などの絵本作家ショーン・タンの新作「セミ」(5/9)出ます。翻訳は岸本佐知子。アマゾンの紹介文をどうぞぞ。
セミが人間と一緒に会社で働いている。誰からも認めらず昇進もせず、それでも17年間コツコツと……。 静かで過激な問題作。
ううむ、これもまたショーン・タンワールド。表紙もいいなぁ。楽しみ!この人は本当に素晴らしいので未読の人は1冊でも手に取って欲しいぞ。まずは「アライバル」!
◯ショーン・タンの他の絵本の感想などはこちらから
2019.5.5 さてさて、10連休も今日と明日で終わり。少しはストレス解消できたかな。読書は辻村深月「傲慢と善良」が終わりそう。
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