出る本。金原ひとみ「腹を空かせた勇者ども」(6/15)出ます。これは今までの金原ワールドとはちょっと違う感じ。なんてったって「知恵と勇気の爽快青春長編」ですからね。でも、今までの物語と根っこのところでは繋がってる感じがします。アマゾンの紹介文をどうぞ!
私ら人生で一番エネルギー要る時期なのに。ハードモードな日常ちょっとえぐすぎん?ーー陽キャ中学生レナレナが、「公然不倫」中の母と共に未来をひらく、知恵と勇気の爽快青春長篇。
皆が違って複雑で、困難がデフォルトの今を見つめる、
幼くタフで、浅はかだけど賢明な、育ち盛りの少女たち。
『蛇にピアス』から20年、『マザーズ』から12年を経て、
著者が辿り着いた新たなる世界。
「この世に小説が存在していることを知らないような愛しい陽キャの小説を書きました。これまで書いてきた主人公たちとは、共に生涯苦しむ覚悟を持ってきました。でも本書の主人公には、私たちを置いて勝手に幸せになってもらいたい、そう思っています。」 ーー金原ひとみ
文庫化3冊。まずは南伸坊「私のイラストレーション史」(6/12)がちくま文庫から出ます。これはめちゃくちゃおもしろいですよ。自分のイラストレーションの歴史ではなくて、南さんが影響を受けたイラストレーションの歴史。特に和田誠さんへのリスペクトがすごいです。まずは僕の書評を読んでみてください。かなりのおすすめ!!
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最後は雑誌「MONKEY vol.30」(6/15)、特集は「渾身の訳業」、これは柴田さんリキ入ってるなぁ。今年創刊10周年、そして、節目の30号。一番訳したい短編、どんなラインナップか?気になる、気になる!アマゾンの紹介文をどうぞ!!
2013年、文学を通して、今私たちが住む世界の魅力を伝えるため、翻訳家・柴田元幸が編集長を務める文芸誌「MONKEY」は誕生しました。いい文学とは何か、人の心に残る言葉とは何か、未来への羅針盤となるため、その先の生き方を探し続けてきた「MONKEY」は2023年に創刊から10周年を迎え、6月15日発売の最新号は節目の第30号となります。 その記念すべき第30号は、「渾身の訳業」と題し、優れた文学を翻訳・紹介し続けてきた柴田元幸が、今あらためて“翻訳”に向き合い、今いちばん訳したい短篇をとことん選び、訳す、「柴田訳の作品のみで構成した翻訳小説特集」です。ポール・オースターなどおなじみの作家から、今回初めて訳した新たな作家まで。大ボリュームのラインナップでお届けします。また、村上春樹の新訳によるトルーマン・カポーティの短篇「最後のドアを閉めろ」を特別掲載。さらに、柴田元幸を聞き手に、村上春樹がトルーマン・カポーティについて語ったロングインタビューも収録します。
◯これまでの「出る本、出た本」はこちらから!
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