ちょっと遅くなってしまいましたが3回目の日本翻訳大賞の受賞作が決まりました。アンソニー・ドーア作、藤井光訳の「すべての見えない光」とエドゥアルド・ハルフォン作、松本健二訳の「ポーランドのボクサー」、2作同時受賞です。パチパチパチ!
「すべての見えない光」はピュリツァー賞受賞作品で国内でもTwitter文学賞の海外部門1位、本屋大賞の翻訳小説部門でも2位という高い評価を受けている作品です。僕もこれは読んでみたいなと思っています。
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ちょっと遅くなってしまいましたが3回目の日本翻訳大賞の受賞作が決まりました。アンソニー・ドーア作、藤井光訳の「すべての見えない光」とエドゥアルド・ハルフォン作、松本健二訳の「ポーランドのボクサー」、2作同時受賞です。パチパチパチ!
「すべての見えない光」はピュリツァー賞受賞作品で国内でもTwitter文学賞の海外部門1位、本屋大賞の翻訳小説部門でも2位という高い評価を受けている作品です。僕もこれは読んでみたいなと思っています。
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さて、出た本。といいますかこれはKindle本ですね。ゲーム作家である米光一成さんと翻訳家の鴻巣友季子さんの「騎士団長殺し」をめぐるトークショーの全記録!「村上春樹『騎士団長殺し』34の謎」、ううむ。
今まさに「騎士団長殺し」を読んでる途中ですが、読み終わったらこれ読みたいなぁ。アマゾンの紹介にある34の謎がやたらとおかしい。おっとっと、この謎を読んだだけでネタバレになっちゃう。あぶない、あぶない。Kindle版250円なので既読の人はぜひぜひ!Unlimited会員はどうやらタダらしい。
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昨夜はちょっと速報的に本屋大賞の結果をお知らせしましたが、2位に「みかづき」3位に「罪の声」と僕が上位に推していた小説が選ばれてよかったです。昨日のブログにもいろいろ追加したので再読してみてください。
それにしてもCDの発売はビックリですね。買う人多そう。
で、前置きが長くなりましたが翻訳小説部門もあるんですね。って、ずっとあるじゃないか。今まで紹介したことがなかった。今年の翻訳部門のトップはトーン・テレヘンの「ハリネズミの願い」でした。けっこう話題になった作品ですよね。読みたいと思ったけれど、未読で残念。2位以下も話題作がそろっています。詳しくはこちらで。
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いやいやいや、驚いた。本屋さんが選ぶ本屋大賞は直木賞取っちゃったこの小説にはならないんじゃないかと思ってた。「みかづき」か「罪の声」かなぁ、と予想をしていたのですが。でも、個人的な評価はノミネートの中ではこの小説が一番!だから、もうパチパチパチ!いや、スタンディングオベーションです。よかった、よかった。さらにさらに、売れるといいなぁ。僕の書評も読んでみてください。
◯恩田さんの受賞後のインタビューありました。こちら。
順位は次の通りでした。既読の本は僕の書評をつけておきました。
続きを読むさて、出た本。柴崎友香の芥川賞受賞作「春の庭」が書き下ろしと単行本未収録短編を加えて文庫に。これ、読みたかったんだよなぁ。柴崎さん、おもしろいです。
出る本。このブログですでにお知らせしたトーベン・クールマンの「アームストロング:宙飛ぶネズミの大冒険」(4/15)出ます。前作の「リンドバーグ:空飛ぶネズミの大冒険」は本当におもしろかったですよ。前作のこと、そして新作については下の記事に書いたのでぜひ読んでみてください。今からすごく楽しみ!!
もう一冊は文庫化ですが朝井リョウ「スペードの3」(4/14)が文庫になります。これは宝塚を想起させる劇団の卒業生である女優など3人の女性が生まれ変わろうとする姿を描いた物語。これは特に女性の皆さんに読んでもらいたいなぁ。まずは僕の書評を読んでみてください
続きを読むおぉ!これは「MONKEY」のvol.7に「優れたパーカッショニストは、いちばん大事な音を叩かない」というタイトルで掲載されて、すご〜〜〜くおもしろかった川上未映子による村上春樹のインタビュー集ではないか!しかも、11時間25万字「まるごと一冊」インタビュー本、とあるので掲載されていない部分もドドドッと追加で載りそうです。で、この本のコピーは
ただのインタビューではあらない。
分かる人にはすご〜く分かる、分からん人には、何言ってんだ、って感じのコピーですね。とにかく「あらない」っていってるんだから「あらない」ですよ。さすが川上未映子、っておもしろさなので、ファンの方はもちろん、そうでない方もぜひぜひ!
(追記4.27/ こういうふうに書いたのですが、これは「MONKEY」の川上さんのインタビューとは別のものでした。このインタビューの続きという形で編集部が依頼したもので内容的には「騎士団長殺し」のことが中心になっています。いいかげんで大変すみません!)
◯内容を特設サイトから引用しますね。
『騎士団長殺し』誕生秘話、少年期の記憶、フェミニズム、世界的名声、そして死後のこと……。芥川賞作家にして、10代からの熱心な愛読者が、村上春樹のすべてを訊き尽くす。
比喩はどうやって思いつく? 「地下二階に降りる」とは?
結末を決めずに書けるって本当? イデアとメタファーって何?
じつは男を求める男の話? なぜ文体が大事なの?
女性が性的な役割を担わされ過ぎてません? 自分の「影」を受け入れるって?
何があっても一日十枚書くの? なぜ一人称に戻ったのですか?
過去の自作を読み返さないのはなぜ? 新作が何十万人に読まれる気分は?
世界的に成功して、見返したい批評家はいます?
死んだらどうなる? 村上春樹賞はつくられますか?
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