また、本の話をしてる

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■か行の作家-小林信彦

【書評】小林信彦「四重奏 カルテット」-互いが響き合い相乗効果を生み出す4つの物語

四重奏 カルテット小林信彦 幻戯書房 2012-08-11売り上げランキング : 46172Amazonで詳しく見る by G-Tools すでに世に出ている4つの中編をひとつのテーマでまとめた作品集だ。すべて実名で書かれた「夙川事件」、そして「半巨人の肖像」「隅の老人」「男た…

【書評】小林信彦「流される」-戦後の時代の空気が伝わって来る、自伝三部作最終章

流される小林 信彦 文藝春秋 2011-09売り上げランキング : 36239Amazonで詳しく見る by G-Tools 「流される」は「東京少年」「日本橋バビロン」に続く小林信彦の自伝的三部作の最終章だ。疎開など敗戦前後を描いた「東京少年」、実家の和菓子屋の衰亡を描い…

【書評】小林信彦の傑作「うらなり」-一人の知識人の人生とそこから照射される「坊っちゃん」の時代

うらなり (文春文庫)小林 信彦 文藝春秋 2009-11-10売り上げランキング : 85806おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools うらなり、といえばご存知、漱石の「坊っちゃん」に登場する超地味な英語教師である。小説が有名なだけに、野だいことか赤シャツと…

【書評】小林信彦「日本橋バビロン」-生家の盛衰を描いた小林信彦ならではの叙事詩

日本橋バビロン文藝春秋 2007-09売り上げランキング : 26824おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 「親父さんは男の子二人と両手をつないで、銀座を歩くのが夢だったんだって…」という作者の弟の言葉で物語は始まる。日本橋にあった九代も続いた和菓…