また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、出た本出る本など、本関連の最新ニュースを届けます。

【落語】中野翠「今夜も落語で眠りたい」-この新書の紹介CDをぜ〜んぶ聴きたい!

志ん生と馬生・志ん朝の親子、桂文楽への偏愛ぶりがうれしい。

 

今夜も落語で眠りたい (文春新書) 今夜も落語で眠りたい (文春新書)
中野 翠

文藝春秋 2006-02-20
売り上げランキング : 111832
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る by G-Tools

 落語にだって批評家とか専門家とか、いろいろいるが、この本がいい

のは中野翠という単なる落語好き、落語ファンが書いた紹介本だという

ことだ。寄席などライブの話も当然出てくるが、ほとんどが夜な夜な著

者がCDで聴いた噺のことである。紹介されたCDはなんと47枚、志ん

朝の「文七元結」(傑作!)を聴いて落語に目覚めた人らしく、志ん生

と馬生・志ん朝の親子、そして桂文楽への偏愛ぶりがなんともうれしい。

ただの落語好きなのだから、別に幅広く聴かなくたっていい。知ったか

ぶりなぞしなくていい。こっちはこっちで、お~とか、へ~とか、え~

っ?とか適当なこと言いながら、この一冊を楽しんでいるのだ。

 

 といっても、辣腕コラムニスト中野翠のこと。素人の感想文とはわけ

が違う。読んでるうちに紹介されたCDをやたらと聴きたくなって困っ

てしまう。文楽の「よかちょろ」なんて今すぐ聴きたい!もちろん、鋭

いことも言う。「人間には「心の闇」がある。当り前のことじゃあない

か。何だかわからないけど面白いもんだね……。落語はただそれだけで

いいのだ。「心の闇」だの何だのを突き詰めて考えるのではなく、味わ

う。みつめるのではなく眺める(中略)それが落語の「大きさ」という

ものだと思う」。う~む、スゴいね、この人。みつめるのではなく眺め

る、のよね。う~む。というわけで、落語CDを探すのにもいいし(偏

愛だけど)、落語ワールドにちょっと触れてみるのにも最適。あとは、

翠お姉さんにすべてまかせりゃいいんです。

 

               ◯ ◯

 

2010.8.5 「桐島、部活やめるってよ」読了。うん、これは高評価!

この後、小林信彦のエッセイを読み終えたら「はやぶさの大冒険」に

突入の予定。

 

◎応援クリックぜひ1つお願いします。他の書評へもここからどうぞ!

 

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ 

人気ブログランキングへ