また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【コミック】5月に東京でこうの史代「この世界の片隅に」原画展開催!

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 映画も大ヒットして様々な賞にも輝いた「この世界の片隅に」。5月13日から東京・タワーレコード渋谷店でこうの史代の原画展が開催されます。原画130点以上と取材ノート、作画資料などを展示。グッズもいろいろと販売されるみたいです。ううむ、これはちょっと見に行きたいぞ。

 

◯くわしくはこちらを


◯コミック「この世界に片隅に」の僕の感想はこちら


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【文学賞】第3回日本翻訳大賞は藤井光訳「すべての見えない光」と松本健二訳「ポーランドのボクサー」!

 ちょっと遅くなってしまいましたが3回目の日本翻訳大賞の受賞作が決まりました。アンソニー・ドーア作、藤井光訳の「すべての見えない光」とエドゥアルド・ハルフォン作、松本健二訳の「ポーランドのボクサー」、2作同時受賞です。パチパチパチ!

 

 「すべての見えない光」はピュリツァー賞受賞作品で国内でもTwitter文学賞の海外部門1位、本屋大賞の翻訳小説部門でも2位という高い評価を受けている作品です。僕もこれは読んでみたいなと思っています。

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2017.4/3週)

 さて、出た本。といいますかこれはKindle本ですね。ゲーム作家である米光一成さんと翻訳家の鴻巣友季子さんの「騎士団長殺し」をめぐるトークショーの全記録!「村上春樹『騎士団長殺し』34の謎」、ううむ。

 

 今まさに「騎士団長殺し」を読んでる途中ですが、読み終わったらこれ読みたいなぁ。アマゾンの紹介にある34の謎がやたらとおかしい。おっとっと、この謎を読んだだけでネタバレになっちゃう。あぶない、あぶない。Kindle版250円なので既読の人はぜひぜひ!Unlimited会員はどうやらタダらしい。

 

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【書評】恩田陸「夜のピクニック」-もうひとつの本屋大賞受賞作、こちらも傑作!

 今回、本屋大賞を受賞した恩田陸さん、第2回目の「夜のピクニック」についで2度目の受賞です。この小説もいいんだよなぁ。というわけで、昔書いた書評にちょっとだけ手を入れてここに再掲します。

 

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【文学賞】2017年本屋大賞、翻訳小説部門受賞作は「ハリネズミの願い」!

 昨夜はちょっと速報的に本屋大賞の結果をお知らせしましたが、2位に「みかづき」3位に「罪の声」と僕が上位に推していた小説が選ばれてよかったです。昨日のブログにもいろいろ追加したので再読してみてください。

 

 

 それにしてもCDの発売はビックリですね。買う人多そう。

 

 で、前置きが長くなりましたが翻訳小説部門もあるんですね。って、ずっとあるじゃないか。今まで紹介したことがなかった。今年の翻訳部門のトップはトーン・テレヘンの「ハリネズミの願い」でした。けっこう話題になった作品ですよね。読みたいと思ったけれど、未読で残念。2位以下も話題作がそろっています。詳しくはこちらで。

 

本屋大賞

 

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【文学賞】2017年本屋大賞は恩田陸「蜜蜂と遠雷」に決定!CD「蜜蜂と遠雷」音楽集も出ます

 いやいやいや、驚いた。本屋さんが選ぶ本屋大賞は直木賞取っちゃったこの小説にはならないんじゃないかと思ってた。「みかづき」か「罪の声」かなぁ、と予想をしていたのですが。でも、個人的な評価はノミネートの中ではこの小説が一番!だから、もうパチパチパチ!いや、スタンディングオベーションです。よかった、よかった。さらにさらに、売れるといいなぁ。僕の書評も読んでみてください。

 


◯恩田さんの受賞後のインタビューありました。こちら。

 

順位は次の通りでした。既読の本は僕の書評をつけておきました。

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2017.4/2週)

 さて、出た本。柴崎友香の芥川賞受賞作「春の庭」が書き下ろしと単行本未収録短編を加えて文庫に。これ、読みたかったんだよなぁ。柴崎さん、おもしろいです。

 

 出る本。このブログですでにお知らせしたトーベン・クールマンの「アームストロング:宙飛ぶネズミの大冒険」(4/15)出ます。前作の「リンドバーグ:空飛ぶネズミの大冒険」は本当におもしろかったですよ。前作のこと、そして新作については下の記事に書いたのでぜひ読んでみてください。今からすごく楽しみ!!

 

 

 もう一冊は文庫化ですが朝井リョウ「スペードの3」(4/14)が文庫になります。これは宝塚を想起させる劇団の卒業生である女優など3人の女性が生まれ変わろうとする姿を描いた物語。これは特に女性の皆さんに読んでもらいたいなぁ。まずは僕の書評を読んでみてください

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