原発はまだまだ予断を許さない状況ですが、いつの間にか3月も終わり、明日から新年度です。さて、いまひとつ調子に乗れないこのブログ、おなじみの新刊紹介でなんとか息を吹き返したいのですが…。
えっとではまず、出た本から。マイケル・コックスの「夜の真義を」。「パトリシア・ハイスミスを想起させる」(カーカス・レビュー)などと書いてあるとすごく読みたくなるのだけど、これ本当?イギリス出版史上最高額で競り落とされたという物語。なかなかおもしろそうではあります。
出る本、というかまず雑誌ね。明日発売の「BRUTUS」は、糸井重里特集。おっ、表紙に愛犬ブイヨンが。これは買わなくちゃ。村上春樹のanan連載エッセイも本になります。「おおきなかぶ、むずかしいアボガド 村上ラヂオ2」(4/14)。村上さんの軽妙なエッセイと大橋歩さんの銅版画の挿絵、何ともいい味出してます。
さて、このブログでも紹介した「海炭市叙景」の佐藤泰志ですが、作品が続々文庫化されます。4月は小学館文庫から「移動動物園」(4/14)、表題作は彼のデビュー作です。他2作を収録。河出文庫からは唯一の長編である「そこのみにて光輝く」(4/6)が出ます。文庫化の予定はまだまだあるので楽しみ楽しみ。既刊の「佐藤泰志作品集」を買うという手ももちろんあります。僕はちょっと迷い中。(村上ラヂオ2はまだ書
影なし、です)
※追記ー「村上ラヂオ2」は発売日が6月9日に延びたようです。アマゾンではそういうふうになってます。マガジンハウスのホームページには出てないので判断がつきませんが。※さらに追記ー発売日はさらに7月7日に延びたようです。(4/21記)
夜の真義を マイケル・コックス |
BRUTUS 2011年 4/15号 [雑誌] |
移動動物園 (小学館文庫) 佐藤 泰志 |
そこのみにて光輝く (河出文庫) 佐藤 泰志 |
佐藤泰志作品集 佐藤 泰志 |
2011.3.31 読書、「村上春樹雑文集」をちらちらと読みながら、奥泉光「シューマンの指」を読み始める。
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