まずは出た本から。話題の佐藤泰志ですが小学館文庫から「黄金の服」、河出文庫からは「きみの鳥はうたえる」が出ました。短い間に続々の復刊。映画の影響ももちろんですが、やはりこの人の物語は今を生きる僕たちにとてもフィットするのです。
そして毎年恒例、週刊文春の連載エッセイの単行本化、小林信彦の「気になる日本語-本音を申せば」も出ました。時代の定点観測的なこのエッセイは読み応え
ありますよ。映画の話題も楽しいです。
出る本でも注目はやはり「もうひとつの朝 佐藤泰志初期作品集」(5/21)。すごいなぁ、ついに未刊行の作品まで。これも河出からですが、河出書房はこの頃張り切ってる。いい企画が多いです。応援しよう。川上弘美の「天頂より少し下って」(5/23)も楽しみ。全7編の短篇集。恋愛小説のようです。
最後に、雑誌「BRUTUS」の最新号(5/16)の特集は「本屋好き」だって。表紙もグー。これは買わなくちゃね。書影が上がってなかったり未登録のものが多くて残念。上がったらちゃんと入れます。
黄金の服 (小学館文庫 さ 9-3) 佐藤 泰志 |
きみの鳥はうたえる (河出文庫) 佐藤 泰志 |
気になる日本語―本音を申せば 小林 信彦 |
もうひとつの朝 佐藤泰志初期作品集 佐藤 泰志 福間 健二 |
天頂より少し下って 川上 弘美 |
2011.5.15 伊集院静「いねむり先生」はとても楽しい。こういう本を読みたいなぁ。原発、さらに先が見えて来ない展開。
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