さて、6月になりましたね。おなじみのコーナーです。えっとまずは出た本から。ちょっと古めのを2冊。最初は森絵都の「この女」。内容を読むとなんだか森絵都らしからぬ世界。新境地かしらん?と、気にかかってます。読みたい。
関川夏央「子規、最後の八年」も読んでみたい本。関川さんが描く明治はとてもとてもおもしろい。もう1冊は本日配本なのかな?佐藤泰志復刊の最後を飾る「大きなハードルと小さなハードル」(河出文庫)。これで最後となるとちょっと寂しいけど、じっくりと味わいたいところ。
出る本の方は、ワクワクの4冊。まずは光文社が創刊するテーマ競作小説シリーズの中の1冊、佐藤正午の「ダンスホール」(6/17)、第一弾は「死様」がテーマで他に盛田隆二、白石一文、荻原浩など6人が参加してます。佐藤正午ファンとしてはどんな死様を見せてくれるのか大変楽しみ。盛田隆二、「身も心も」(6/17)にも当然期待!
さてさて、村上春樹の小説の装画で知られる佐々木マキさんの60年代~80年代初頭までのマンガ作品集「うみべのまち」(6/23)の復刻にも大注目!全400ページ。天才マンガ家の足跡をじっくり辿れます。最後はあの夏葉社が放つ第4弾。善行堂の山本善行さん選の上林暁傑作小説集「星を撒いた町」(6/30)。「昔日の客」つながりで、これはもう読むしかないの一冊。今月もまた楽しみがいっぱい!
※「星を撒いた町」はまだアマゾンに登録がありません。くわしくは夏葉社のホームページをご覧ください。
この女 森 絵都 |
子規、最後の八年 関川 夏央 |
大きなハードルと小さなハードル 佐藤 泰志 |
ダンスホール 佐藤正午 |
身も心も 盛田隆二 |
うみべのまち 佐々木マキ |
2011.6.10 読書、佐藤泰志「黄金の服」があと一編。このあと、佐藤を続けるか、角田光代「夜をゆく飛行機」にするか悩み中。
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