この新潮文庫版は懐かしいなぁ。上中下3巻で今も発売されています。ドラマが始まる頃には帯付きで新しいのが出るのかな?このニュース、初めて見た時は平成の「細雪」と一部で紹介された綿矢りさの「手のひらの京」のドラマ化かな?と期待したのですが違いました。谷崎の名作を平成を舞台に「バブル崩壊後を生きる女性たちの物語 」としてよみがえさせるようです。放送は1月7日・日曜午後10時からBSプレミアムで。全4回です。
四姉妹は長女・鶴子を中山美穂、次女・幸子を高岡早紀、三女・雪子を伊藤歩、四女・妙子を中村ゆりが演じます、脚本は岸田國士戯曲賞受賞の蓬莱竜太、演出は映画「東京タワー」などの源孝志。
BSとはいえ、平成版とはいえ、この配役ちょっと地味すぎる気もするけどなぁ。中山美穂が売りなのかもしれないけれど、妙子には若手の人気者を使って欲しかった。あと、原作では四姉妹の年齢が30代後半、30代半ば、30代前半、20代後半なのだけど、4人ともちょっとずつ歳が上のような感じがします。映像化でちょっと記憶にあるのは、市川崑監督の1983年版ですが、その時は岸恵子、佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子が演じていて、原作より長女が年長で、各々年の差がある感じがしました。いずれにしても、ちょっと気になるドラマ化なので見てみようかな。皆さん、いかがでしょう?
○ドラマ「平成細雪」放送決定のニュース
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