また、本の話をしてる

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!芥川賞受賞作「首里の馬」、角田光代の読書案内「物語の海を泳いで」、柴崎友香「百年と一日」も気になる!(2020.7/5週)

  出る本、芥川賞を受賞した高山羽根子「首里の馬」(7/27)出ます。出ます、と書きましたが連休前に大きな書店ではもう並んでいたようです。この小説に関しては受賞の時に触れましたが、主人公の仕事が「オンライン通話でクイズを出題するオペレーター」というのがなんだかすごく気になってます。高山さんの受賞後のインタビュー、読んでみてください。

 

   もう1冊出る本。角田光代「物語の海を泳いで」(7/30)出ます。角田さんの読書案内ですね。紹介されているのは全350冊!アマゾンの紹介文をどうぞ。

角田光代が読んだ、至福の350冊!

「本のなかに書かれた言葉、そこで起きたできごと、そこで生きる人々、そこに漂う空気を五感と感情で体験すること、それが、本を読む、ということなのだ」
心に残る、あの本この本を、なんと350冊! 直木賞作家・角田光代のとびきりの読書案内。
全三章の構成。
第一章「物語に出合う」――少女時代に読んだ『長くつ下のピッピ』『100万回生きたねこ』から、太宰治・林芙美子・開高健・向田邦子、そして大島弓子・岡崎京子の漫画作品までを愛をこめて描く、感動的なエッセイ16篇。
第二章「心に残る、あの本この本」――ジョン・アーヴィング、イーユン・リー、ベルンハルト・シュリンク、ミランダ・ジュライから井上荒野、伊坂幸太郎、江國香織、奥田英朗、桐野夏生、佐野洋子、橋本治、吉田修一、綿矢りさ、など、小説からエッセイ、ノンフィクションまで、多彩な作品を語る書評(感想文)。読むだけで思わず本屋さんに走りたくなる、熱い読書案内60本。
第三章「わたしの読書日記」――2007年秋から2018年夏までの幸福な読書の日々を描く29篇。まさに〈本がわたしを呼んでいる!〉。

  これは読みたいけれど、読みたくない。読んじゃうと絶対に買いたい本が増えてしまう。ヤバいんだよねぇ、ううむ。

 

 さて、もう1冊。出た本。柴崎友香「百年と一日」、柴崎さんは読んだり読まなかったりの読者だけど、これはなんだかとても気になる1冊。

  33編の物語とあるのでショートストーリー集なのだろうか。長い長い内容紹介があるのでアマゾンのページを見てみてください。下の岸本さんの感想も気になります。ちなみに、吉祥寺には「百年」と「1日」という古書店があります。

遠くの見知らぬ誰かの生が、ふいに自分の生になる。
そのぞくりとするような瞬間。
――岸本佐知子(翻訳家)

2020.7.27  長い梅雨とコロナでなんだか陰々滅々とした気分。読書は宇佐美まこと「ボニン浄土」。ううむ、おもしろい!

 

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