学生時代はボランティアサークルに所属し、国内外で活動しながら、ある出来事で心に深傷を負い、無気力な中年になったみのり。不登校の甥とともに、戦争で片足を失った祖父の秘密や、祖父と繋がるパラ陸上選手を追ううちに、みのりの心は予想外の道へと走りはじめる。あきらめた人生に使命〈タラント〉が宿る、慟哭の長篇小説。
「タラント」は角田光代が「源氏物語」現代語訳を終えて、5年ぶりに書いた長編小説です。未読ですが表紙だけ見てスポーツ小説かと思ってたのだけど、違うんだな。下のインタビューを読むとさらに気になる1冊に。ううむ、読もうかなぁ。
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