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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!宮部みゆき「きたきた捕物帳」の第三弾出た!ヒグチユウコ「「ギュスターヴくんとまぼろしのどうぶつ」、宮島未奈「婚活マエストロ」も気になる!!(2024.10/4週)

 
 さて、出た本。宮部みゆき「気の毒ばたらき きたきた捕物帳三」出ました。時代物のミステリーも多い宮部さんが初めてタイトルに「捕物帖」と付けたこのシリーズ、なかなかリキが入ってます。きたきたコンビのキャラがなかなか。アマゾンの紹介文を!

 

岡っ引き見習いの北一と、謎多き相棒・喜多次の「きたきた」コンビによる物語で、著者が「作家生活三十五年、集大成のシリーズ」と位置付ける時代ミステリー第三弾!  万作・おたま夫婦が継いだ千吉親分の文庫屋が、放火により火事になった―。▼下手人は、台所女中のお染だというが、親分の家でお染に世話になった北一は信じられず、その疑いを晴らすべく奔走する。▼さらに、焼け出された人たちが過ごす仮住まいでも事件が起きていた……。▼そんななか迎えた新しい年。北一は、ある事をきっかけに、三十年近く前に起きた、貸本屋・村田屋治兵衛の妻殺害事件の真相を明らかにしようと決意する。もちろん、湯屋の釜焚きをしている相棒・喜多次の協力は欠かせない。二人は、この難事件を解決することができるのか。▼「ぼんくら」シリーズ(講談社文庫)の人気キャラクター「おでこ」も、二人を助けてくれる存在として登場。

 

◯「きたきた捕物帳」一と二の僕の書評もぜひ!どちらも文庫になってます。

 

 

 ヒグチユウコの絵本「ギュスターヴくんとまぼろしのどうぶつ」も出ました。ヒグチさんの人気キャラ、ギュスターヴくん。いろいろ登場していてグッズなども出てますが、絵本としては2016年の「ギュスターヴくん」以来。これはちょっと楽しみ。アマゾンの紹介文を。

 

頭は猫、手はヘビ、足はタコという謎の生き物、ギュスターヴくん。
10ぴきのギュスターヴくんたちは、まぼろしのどうぶつを捕獲するため、森へ探検に出かけます。
いったい、どんなどうぶつに会えるのでしょうか?
いたずら好きのギュスターヴくんとまぼろしのどうぶつとのふれあいを描いた絵本。

 

 最後に出る本。宮島未奈「婚活マエストロ」(10/25)出ます。宮島さんの著書は本屋大賞を受賞した「成瀬は天下を取りにいく」とその続編「成瀬は信じた道をいく」だけなので、この新作がどんな感じかかなり興味深いです。成瀬シリーズは1冊目よりも2冊目の方がかなり出来がいいんですよ。これもシリーズになるのか分かりませんが期待して読みたいです。アマゾンの紹介文を。
40歳の三文ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を書く仕事を引き受ける。安っぽいホームページ、雑居ビルの中の小さな事務所……どう考えても怪しい。
手作り感あふれる地味なパーティーに現れたのは、やけに姿勢のいいスーツ姿の女性・鏡原奈緒子。場違いなほどの美女だが、彼女は「私は本気で結婚を考えている人以外は来てほしくありません」と宣言する。そして生真面目にマイクを握った――そう、彼女は婚活業界では名を知らぬ者はいない〈婚活マエストロ〉だった。

その見事な進行で、参加者は完全にマエストロ・鏡原の掌の上。彼女は何者なのか、なぜこんな会社で働いているのか、〈マエストロ〉ってなに……謎は深まるばかりだが、猪名川は同社のイベントを手伝うことに。65歳以上のシニア向け婚活パーティーから、琵琶湖に向かう婚活バスツアー(クルーズ船「ミシガン」に乗車)まで。これまで結婚に興味のなかった猪名川も、次第に「真面目に婚活するのも悪くないかもしれない」と思い始める。
ものは試しと他社が運営する婚活パーティーを訪れてみると、そこには参加者として席に座る鏡原の姿があった――
 
◯成瀬シリーズの僕の書評も!


◯これまでの「出る本、出た本」はこちら!