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【書評】越谷オサム「陽だまりの彼女」-致命的な軽くてリアリティのない会話

 

陽だまりの彼女 (新潮文庫) 陽だまりの彼女 (新潮文庫)
越谷 オサム

新潮社 2011-05-28
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 本を選ぶ嗅覚?っていうのにはけっこう自信がある。あまり「ハズレ」の本を買うことはない。で、「陽だまりの彼女」。実は買った動機がちょいと不純だった。これ、新潮文庫なのだけど、文庫についてる応募券を集めてプレゼントが貰える「Yonda? CLUB」が1月で終わりになった。年末の時点で「文豪リストウォッチ」まであと2枚。本屋さんの棚をじぃぃぃぃとながめてたら「陽だまりの彼女」を見つけた。あ、これ、売れてるんだよな、朝日でも褒めてたよなぁ、よしっこれにしよう。ひひひ〜ん、大ハズレ。悲しい。

 

 この小説、最後のほうでとんでもないことになるのだけど、それよりも問題なのは、会話が軽い、ということ。軽くてもリアリティがあるならいいのだけど、軽くてリアリティがないからどうしようもない。今のコミックって、会話がフツーに素晴らしいものが多いのだけど、これは足元にも及ばない。そんなリアリティのない恋愛話が、最終的にはなんというか…ファンタジーになっちゃうわけで。「へへへ、実はこうなんですよ〜」って最後に言われてもなぁ。

 

 確かに伏線は数多く張られてる。でも多いからって何をしてもいいってものではない。ファンタジーだからこそ、よりていねいにリアルに作っていかなくちゃダメなのに…。これ、読ませるなら小学生限定か。いやいや今どきの小学生は「十二国記」だって読むし…。裏表紙に「完全無欠の恋愛小説」とある。よくもまぁ…。ざけんじゃねぇよ、新潮文庫!あ〜久しぶりに悪口言ったっ!! 

 

2014.3.10 昨日はカーリングの日本選手権まで見てしまった。カーリング、好きです。読書は原田マハ「翔ぶ少女」。明日は3月11日。

 

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