さてさて、出た本。新潮文庫、文庫化3連発!窪美澄「晴天の迷いクジラ」出ましたぁぁぁぁ。このブログでも紹介してますが、これは本当におすすめ!リアルで心苦しくなるほどだが、最後はなんだか元気が出てくる。あ、表紙、違うんだ。山本周五郎賞受賞作、原田マハの「楽園のカンヴァス」もすごくおすすめ。アンリ・ルソーの謎の絵をめぐる物語だがなかなか凝った設定で読み応えがある。さらに、村上春樹・小澤征爾「小沢征爾さんと、音楽について話をする」も文庫に。これは文句なく「買い」でしょう!
単行本の出た本。吉祥寺の一人出版社・夏葉社の島田潤一郎さんの新刊「あしたから出版社」が晶文社から出た。夏葉社の5年間の歩みを綴った本。設立前の苦闘?の日々も描かれています。読みたい!安西水丸「ちいさな城下町」も出ています。十万石以下の城下町が水丸さんは好きだったらしい。村上、行田、朝倉、飯田、土浦など20市を掲載。最後のエッセイかぁ……。CMディレクター川崎徹の「ムラカミのホームラン」も気になる一冊。圧倒的な才能にまつわる生と死を描いた、という解説ですごく読みたくなった。
◯窪美澄「晴天の迷いクジラ」の書評はこちら。
◯原田マハ「楽園のカンヴァス」の書評はこちらから。
◯今までの「出る本、出た本」はこちらで。
晴天の迷いクジラ (新潮文庫) 窪 美澄 |
楽園のカンヴァス (新潮文庫) 原田 マハ |
小澤征爾さんと、音楽について話をする (新潮文庫) 小澤 征爾 村上 春樹 |
あしたから出版社 島田潤一郎 |
ちいさな城下町 安西 水丸 |
ムラカミのホームラン 川崎 徹 |
◯ ◯
2014.7.1 7月になっちゃった、ということは1年の半分が過ぎちゃったんだな。ううむ。やれやれ。読書は山本文緒「なぎさ」。いいぞ。
【書評ランキングに参加中】
ランキングに参加中。押していただけるとうれしいです。