また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【BOOK NEWS】NHK・Eテレ「ネコメンタリー」に吉田修一、村山由佳、登場!2日と9日午後11時から

 ちょっと前にも角田光代さんが登場したEテレの「ネコメンタリー 猫も杓子も。」ですが、明日2日に吉田修一さん、9日に村山由佳さんと飼い猫たちが出演します。

 

 明日はタイトルが「吉田修一と金ちゃん銀ちゃん」、9日は「村山由佳ともみじ」。吉田修一さんの猫たちは彼のエッセイにも登場していますね。村山さんは軽井沢でもみじと暮らしているようです。詳しくは番組のホームページを。ちょっと楽しみ!

 


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【BOOK NEWS】なぁ〜んと「〆切本2」が出るらしい。10月6日発売!!

 まぁ、来週発売ですから「出る本、出た本」で紹介してもいいのですが、何だか書きたくなっちゃったので書くことにします。かなり話題になった「〆切本」の2、10月6日に出ます。本当は9月下旬刊行予定だったのですが、ちょっと遅れました。左右社から詳しい内容がツイートされたのでここで紹介しますね。

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2017.9/5週)

 え〜っと、先週の「出る本」で紹介したあそうかも「猫たちの色メガネ」は29日発売で、今週紹介するべき本でした。ボケてるな。一週間のうちにもう少し内容が分かったのならばいいのだけど、それも何だかよく分からない。あそうさんのツイッターでは

 

29日発売の短編集『猫たちの色メガネ』がどんな内容かをときどき聞かれるようになってきたんだけど、どう説明すればいいのかわからなくて困っている。ひとことで言えるなら、最初からそのひとことを言えばいいので、わざわざ書かないもんなあ。「何の役にも立たないテクストです」が近いかなあ。

 

あ『「何の役にも立たない」という役に立つテクスト』くらいがいちばん近いのかなあ。僕は役に立たないことや合理的じゃないことがすごく好きなのです。コスパとかどうでもいいし、目標までの最短距離なんて、つまらなそうだからあまり歩きたくないんですよね。

 

って書いてある。ううむ、こういう感じのあそうさんがけっこう好き。本も読んでみたいぞ。

 

 出た本。佐藤雅彦「新しい分かり方」、出ました。佐藤さんといえば僕はこのCMに衝撃を受けました。

 


 あと、これですよ、これ。

 

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【絵本/感想】荒井真紀「たんぽぽ」-う〜ん、植物の世界は不思議に満ちているなぁ

 スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで2年毎に開かれるブラティスラヴァ世界絵本原画展で今年、金のリンゴ賞を受賞した絵本。気になったのですぐに読んでみました。この賞は絵本ではなく原画に贈られる賞なのだけど、絵はもちろんのこと内容も素晴らしくてちょっと興奮!荒井真紀さん、すごいなぁ。

 

 荒井さんはボタニカルアート展で何度も入賞してるだけあって、描写がこまやかで美しい。表紙を見るだけで分かりますよね。最初の見開きは冬のたんぽぽ、地面にぴたっと張り付いて広がっている葉っぱと地中に深く張っている根。次の見開きは、春がやってきて葉の付け根にできたつぼみが丸くふくらんでいく様子。この2つの見開きだけで圧倒されてしまう。

 

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【書評】佐藤正午「夏の情婦」-今の佐藤正午の作品は間違いなくこの小説集の延長上にある

 直木賞を受賞した佐藤正午の1988年の恋愛小説集。デビュー作「永遠の1/2」から4年経っているので「若書き」とは言えないけれど、少しだけそう感じる部分もある。しかし、5つの物語どれもがすこぶるおもしろい。佐藤正午の小説はある種のクールさと情緒性が同居していてそこが魅力なのだが、この5編にも同じようなことを感じることができた。


 個人的に一番好きなのは「片恋」という物語。九州の地方都市に暮らす小説家が主人公だ。彼が昔のクラスメイトの女性と再会したことが発端になる。想い出のように語られる13年前の高校時代のある出来事。主人公の彼が思いを寄せるTという同級生、友人Kのおせっかいから2人は会うことになるのだが…。現代と過去を行き来しながら語られる若き日の恋と悔恨。そして、13年という時の流れ。なんとも苦く、なんともせつない物語だ。

 

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【映像化】「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」明日20日、スペシャルドラマで再登場!

 さて、昨日放送された「眩(くらら)」、なかなかよかったようですね。僕は録画してまだ見てないのだけど紹介したかいがありました。

 

 さて、宮木あや子の小説をドラマ化した「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」、明日スペシャルドラマで再登場です。連ドラは昨年の秋ドラマでしたが、視聴率もよくて、僕も見ていましたがなかなかおもしろかった。スペシャルは1年後、という設定で校閲から念願のファッション誌の編集者になった悦子のその後が描かれています。連ドラのメンバーに編集長として木村佳乃が加わります。20日夜9時から10時54分まで。お見逃しなく!

 

 原作は「校閲ガール」「校閲ガール ア・ラ・モード」「校閲ガール トルネード」の3冊が出ていて、「校閲ガール」「校閲ガール ア・ラ・モード」は角川で文庫になっています。スペシャルのサイトはこちら。

 

 

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2017.9/4週)

 さてさてさて、出た本、というか出た雑誌。9月15日発売の「Pen」最新号の特集は「運慶と快慶」。26日から史上最大の「運慶展」も東京国立博物館で始まりますしね。巻頭のいとうせいこうさんと井浦新さんの仏像好き対談も楽しそう。読もう!!

 

○東京国立博物館「運慶展」のサイトはこちら!

 

○「Pen 」最新号の紹介ページ

天才仏師2人の、美しい仏像特集、Pen 10/1号「運慶と快慶。」発売開始! | News&Topics | Pen Online

 

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