まずは三島由紀夫賞のノミネート5作です。
一番下のノミネートは小谷田奈月さんの「無限の玄」です。これは 「早稲田文学」増刊女性号に掲載されましたが、まだ本にはなっていません。残念ながら、僕は全部未読。予想は全然つかないけれど、高橋弘希さんは色々な賞でノミネートされてるので有力候補かな、と思っています。
では、山本周五郎賞のノミネート5作です。
続きを読むまずは三島由紀夫賞のノミネート5作です。
一番下のノミネートは小谷田奈月さんの「無限の玄」です。これは 「早稲田文学」増刊女性号に掲載されましたが、まだ本にはなっていません。残念ながら、僕は全部未読。予想は全然つかないけれど、高橋弘希さんは色々な賞でノミネートされてるので有力候補かな、と思っています。
では、山本周五郎賞のノミネート5作です。
続きを読むじゃ〜ん!って書きたかったんだけどなぁ。どちらものんさんではないようです。「この世界の片隅に」のヒロインすずは松本穂香さんで決定したみたい。え〜っと「ひよっこ」の眼鏡のあの子、今はauのCMで神木隆之介と共演してますね。7月からTBS系「日曜劇場」枠で連続ドラマとして放送です。う〜ん。いや、松本穂香は悪くないけど。
もう一つ、こうのさんの名作「夕凪の街 桜の国」の方は「2018」というのがタイトルに付いて、今年の8月6日に単発ドラマとして放送されます。こちらの主人公、七波は常盤貴子さんで皆実は川栄李奈さんに決定しました。詳しくはこちらを見てください。
続きを読む
まず、タイトルがいい。天下無敵!タイトルだけで読みたくなる。そして、表紙がいい。この写真は中でも再度登場しているのだが、シーナがアルゼンチンの地球最南端の町で出会った犬だ。レストランに入った主人を彼(彼女?)はじっと待っている。そして、写真がすべてモノクロームなのもいい。どこかで深く旅の哀愁を感じる。
シーナは旅の人だが、その途上でたくさんの犬の写真を撮る。それをまとめたのがこの写真集だ。全体は「犬と子供はともだち」「犬にはヒルネがよく似合う」「一匹犬」など10のセクションに分かれている。それぞれの写真に短い説明が付き、ちょっと長めの犬エッセイが5つ、途中に挿入される。このエッセイもなかなかいい。昔飼っていた犬の話、石垣島でのワンサという犬との出会い、バリ島で会った神の犬、カヌー犬ガクとのことなどなど、どれも強く心に残る。
さて、出た本。「本屋大賞2018」出てました。って、10日に大賞が発表になって、その日に搬入になってるのですが、いったいどれぐらい前に結果は分かってるんでしょうね?そうとう前なのかな?ちょっと本屋で立ち読みしてみましたが、一次投票の結果なども載っていてけっこうおもしろそう。本選びの参考になるかも。
出る本、天童荒太の新刊「ペインレス 上・下」(4/20) が出ます。「診察したいんです。あなたのセックスを」というコピーも刺激的だけど、紹介文にあった「人間の倫理とDNAを決壊させる長編小説」って…。新潮社からのメールにはこんな記述もありました。
この小説に出て来る登場人物は、天童さんの小説の中でも極端な変わった人間たちばかりである。かなりの新境地なので、『家族狩り』のファンは喜ぶ気がするが、『永遠の仔』『悼む人』しか読んだことのない読者はびっくりしてしまうかもしれない(もっと読めば、根っこは一緒であることがわかってくる)。
いずれにしても話題作、問題作であることは間違いなさそう。
(追記 4.16) 特設サイトができました
続きを読む
糸井さんちのジャック・ラッセル・テリア、ブイヨンの死は僕にも悲しい出来事でしたが、やはり糸井さんのショックは大きく(そうだよなぁ)、「ほぼ日」で毎日更新される「今日のダーリン」でも、連日彼女の話が出てきます。
さて、そんな中でもちょっとうれしいニュースが。一つはずっと欠品状態だった石田ゆり子さんの「はなちゃんの夏休み。」が重版し、販売が再開されました。これ実は、石田さんちのラブラドールレトリーバーはなちゃんからブイヨンへのお手紙、という形で書かれたエッセイなのです。だから、ブイヨンへの呼びかけがいっぱい!たとえばこんな感じ!
「ぶいちゃん、きょうもたのしくね、えがおで」
「ぶいちゃん、あいさつは、おおきなこえで」
「ぶいちゃん、まいにち、すこやかでね、いっぱいわらってね」
「きょうも、すてきな、みみのかくどで」
「ぶいちゃん、にくきゅうはやわらかく。きょうもいいこで。げんきで」
再販を待っていた人も多かったようなので、これはうれしいニュースですね。僕も何度かこのブログでとり上げているお気に入りの一冊です。詳しくは下の感想を読んでみてください。
◯「ほぼ日」のこの本の紹介はこちら!
さて、もう一冊はブイヨンたち三姉妹のお母さんルーシーの飼い主イワサキユキオさんの新刊です。前作「Say Hallo あのこによろしく。」のことはブイヨンが旅立った時にちょっと触れましたが、その続編ともいえる「Hallo Again またあうときの約束。」では、ルーシーがいた17年の日々を写真と文章で振り返っています。絶版になっている「Say Hallo あのこによろしく。」の内容も短く再構成されているそうです。ううむ、これは読みたいぞ。
◯イワサキさんからのコメントはこちら
ほぼ日刊イトイ新聞 - Say Hello! あのこによろしく。
◯ブイヨンが旅立ったときの僕のブログ
続きを読む
「必死すぎるネコ」という写真集の何がスゴいかといったら、猫が必死すぎるところだ。これはもう間違いない!あまりに必死すぎるので思わず声が出てしまう。オーッとかギャハハとかヌハハとか。
しかし、だ、考えてみると必死すぎる猫の写真を撮るには撮る方だって必死すぎなければならない。その辺を歩き回るだけで見つかるはずはずはなく、必死に歩いて、必死に探して、必死に撮る。ネコとカメラマンのこの熾烈な戦いを必死必死(ヒシヒシ)と感じることこそが、この写真集の見どころではないだろうか。これを労作といわずして何を労作というのだろうか???で、あなた!表紙ののぞき猫なんて、ミクロの必死よ。中はもっともっとスゴいんだから。
続きを読む
決まりました!今年の本屋大賞は辻村深月さんの「かがみの弧城」でした。パチパチパチパチ!僕はこれ、まだ読んでいません。ノミネート作の中で既読なのは原田マハさんの「たゆたえども沈まず」だけ。おもしろかったけど、大賞となるとどうかなぁ、って感じでした。「かがみの弧城」はファンタジー的要素もあって、女性が多い書店員の支持を集めたのかもしれませんね。物語については、Amazonの紹介文をちょっと引用してみます。
あなたを、助けたい。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。
続きを読む