前作「ダース・ヴェイダーとルーク(4才)」では、そのアイデアとアプローチで大いに喝采を浴びたジェフリー・ブラウン。その続編が出た!まぁ、考えないことはなかったけどねぇ。それにしても、この作者やるもんだ。今回はレイア姫編なのだけど、少女時代からティーンエージャー、という設定がうまい。思春期の娘と父親、娘の行動に振り回され、あの姿でおろおろとするダース・ヴェイダーがなんともおかしい。
父の心配をよそに、へそ出しルックで出かけたり、父が反対するハン・ソロと付き合ったり、あのオビ=ワン・ケノービにお金をせびったりするレイア。父親の方は娘にキスしようとしたハン・ソロをカーボン・フリージング・チェンバー(!)で凍らせるのがやっとだ。
前作同様、様々なスターウォーズキャラが出てきて楽しいし、ジェフリー・ブラウンのちょっとチープな絵とユーモアもいい味をだしてる。子供と一緒でも楽しめるし、大人だけでも楽しめる1冊。これだと、まだまだ続編が出るのかもしれないなぁ。
◯シリーズ前作のレビューはこちらから
2013.6.18 愛犬ひなたのお母さんが急死。まだ10歳、早すぎる……。読書は吉川英治文学書受賞作、小池真理子「沈黙のひと」。おもしろい。
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